2025年11月27日、インフォマートは群馬県伊勢崎市が「BtoBプラットフォーム 請求書」を活用し、年間約7万件受領する請求書処理をデジタル化したと発表した。
伊勢崎市では年間約7万件の請求書を受領していた中、請求書処理の約9割が紙媒体、残り1割がPDF形式で行われていた。また、紙の請求書の約3割は手書きのため、読みづらさや不備による差し戻しも多く、書類の受け渡しや修正に最大3~4日を要するケースもあったとのことだ。さらに紙書類の受け取りからファイリングまで、1件10~20分の処理時間が必要だったとする。
「BtoBプラットフォーム 請求書」導入後は、請求書データを選択するだけで財務会計システムに自動連携されるため、職員からは「作業が楽になった」との声が上がっているという。紙の請求書で10~20分程度かかっていた処理時間が電子請求書では、1件あたり5分程度に短縮され、差し戻し対応にともなう取引先の来庁頻度も軽減されたとのことだ。
今後、伊勢崎市は将来的に電子請求書の利用率を50%以上に引き上げ、さらなる業務効率化を目指すとしている。
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