インフォマートは、同社が提供する「BtoBプラットフォーム 請求書」が、山岩に導入されたと発表した。

株式会社山岩 経理部 係長
山岩は、請求業務の締め日が月に何度もあり、複数回にわたって請求書を発行していたという。月末は特に多く、請求書が200枚以上になることもあり、封入や郵送の作業に時間と手間がかかっていたとしている。いくつかのサービスを検討し、数年間データ保存が可能なBtoBプラットフォーム 請求書の導入を決めたとのことだ。
BtoBプラットフォーム 請求書を導入した結果、入金確認後にボタンを押して請求書を発行する段階から変わったという。以前は、印刷後に封入作業があり、2〜3人がかりで1〜1.5時間かかっていたが、今は担当1人で請求書データをアップロード、確認後送信まで完了でき、要する時間は5〜10分になったとしている。封筒や紙などの消耗品の購入頻度も減り、人件費の削減もできたとのことだ。
ミスを誘発する作業そのものがなくなり、担当者からは「精神的に非常に楽になった」という声も聞かれるという。また、以前は月に複数回の締め日は休暇を取りづらい雰囲気があったが、それも解消されたとしている。
デジタル化によって浮いた時間は、大口取引先のWeb入力業務などに充てているという。この作業は、各取引先の専用サイトに日々の納品内容を入力するもので、今までは後回しになることもあったが、余裕をもって取り組めるようになったとのことだ。
現在は、約90%の取引先が電子請求書に切り替えており、新規取引先はデジタル化前提で進めているため、新規取引が増えるにつれて対応率はさらに上がっていくとしている。
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