9月16日、TOKIUMは、請求書の照合に携わる従業員1,100名を対象にした実態調査の結果を公表した。なお、同調査は全国の請求書の照合作業に携わる従業員を対象として、インターネット調査で実施された。
80.7%が照合を「負担に感じる」と回答 照合を負担に感じる最大の理由は「目視による見逃し」
今回の調査では、80.7%の人が請求書の照合を「負担に感じる」と回答。月平均で27.6時間、年間で300時間以上を照合にあてていることがわかったという。また、請求書の照合を負担に感じる理由として、「目視による見逃しが多く、確認が多発する」(63.9%)や「内容に不一致があった場合の原因究明に時間がかかる」(46.1%)、「照合をするための明細入力などに時間がかかる」(43.1%)が多くあげられている。

88.6%の企業で照合作業の遅れやミスによる問題が発生
照合作業の遅れやミスにより、86.6%の企業でなんらかの問題が実際に発生している。具体的には、「二重払い」(53.6%)や「支払い漏れ・遅延」(49.4%)などの問題が発生しているとした。


81.8%がAIエージェントによる照合に期待
「あなたに代わって請求照合を行ってくれるAIエージェントを導入したいか」という問いに対して、81.8%の照合担当者が「導入したい」と回答。照合作業が大きな負担であるとともに、AIによる代替に適している業務だと多くの担当者が認識していることがうかがえるとのことだ。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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