SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

  • Security Online
  • DB Online
  • 財務・会計Online
  • ニュース
  • 新着記事一覧
  • イベント

    EnterpriseZine Day 2026 Summer
    2026年6月9日(火)オンライン開催予定

    IT Strategy Summit 2026
    2026年7月16日(木)東京・JPタワーホール&カンファレンスで開催予定

    • 酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

      酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

    • Next エンタープライズAI

      Next エンタープライズAI

    • 待ったなし!「新リース会計基準」対応への一手

      待ったなし!「新リース会計基準」対応への一手

    • コミュニティ型勉強会「情シス塾」

      コミュニティ型勉強会「情シス塾」

    • IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

      IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

    • 2025年のトップランナー35人が見据える今と未来 年末特別インタビュー presented by EnterpriseZine

      2025年のトップランナー35人が見据える今と未来 年末特別インタビュー presented by EnterpriseZine

  • ブログ

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day 2026 Summer

2026年6月9日(火)オンライン開催予定

IT Strategy Summit 2026

2026年7月16日(木)東京・JPタワーホール&カンファレンスで開催予定

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2026年冬号(EnterpriseZine Press 2026 Winter)特集「AI時代こそ『攻めの経理・攻めのCFO』に転じる」

Security Online Day 2026 Spring レポート

ライフネット生命が「全部門参加型CSIRT」にこだわる理由──非セキュリティ部門を巻き込む術を公開

サイト停止が命取りに……“唯一の顧客接点”を守り続ける覚悟

全部門にセキュリティの有資格者を配置で“公用語”として定着

 ライフネット生命のCSIRTは、独立した部署ではなく、全22部門と子会社1社から各1名ずつ選出されたメンバーで構成される部署横断の仮想組織である(※2026年3月末時点)。この組織はCISO(リスク管理担当執行役員)をトップに、事務局、そして各部門から選ばれたCSIRTメンバーという3段構えで運用されている。

 注目すべきは、全CSIRTメンバーに対してIPA「情報セキュリティマネジメント試験」の合格を義務付けている点だ。これにより、全部門に有資格者が在籍する体制を構築し、セキュリティを全社共通の「公用語」として定着させている。2026年3月時点で合格者は37名に達し、全従業員の約15%を占めるまでになり、非システム部門からも上位資格の合格者を輩出するなど着実にセキュリティ人材化が進んでいるという。

画像を説明するテキストなくても可
クリックすると拡大します

 また「やらされるセキュリティ」を脱却するため、教育プログラムも現場主導に切り替えた。各部門のCSIRTメンバー自身が講師を務める部門別セキュリティ研修では、自部門の業務に即した内容にカスタマイズすることで、画一的な研修にありがちな他人事感を排除し、当事者意識を高めている。標的型攻撃メール訓練においても、事務局が一斉に送るのではなく、各部門のCSIRTメンバーが企画段階から関与するとした。人事担当者には採用公募関連の内容にするなど現場固有のリスクをリアルに再現した文面を各部門で作成し、繁忙期を避けた最適なタイミングで実施することで、訓練の形骸化を防いでいる。

1秒を争う有事に備え、5つの部門横断チームを組成

 この全部門参加型体制の真価は、非常時のインシデント対応において発揮される。有事の際は技術対応チーム、顧客対応チーム、対外広報チーム、当局対応・リスク管理チームが、事務局を中心とした全体統括チームのもとに迅速に組成される体制を整備。竹山氏はこの体制の価値について「実際にセキュリティインシデントが発生したときに、いざこれに対応するチーム、部門の方と初めましてからスタートするのと、毎月顔を合わせてセキュリティに対する議論をしているメンバーが入って話すのとでは、全然対応の速度が変わってくると思っています」と説明した。顔を知るメンバー同士がハブとして機能し、円滑なコミュニケーションが取れることは、初動対応の速度向上に大きく寄与しているという。

画像を説明するテキストなくても可

クリックすると拡大します

(※2026年3月時点)

 また、取り組み開始から数年を経て、現場の自発的な活動という定性的な効果も生まれ始めた。象徴的な事例として、CSIRT事務局が企画したIPA提供のゲーム形式訓練「ABCSIRT」の広がりが挙げられる。CSIRT内で実施したこの訓練が好評を博した結果、メンバーが自発的に自部門のオフサイトミーティングに持ち帰り、楽しみながら学ぶ輪が全社に広がった。これはセキュリティを単なる堅苦しいルールではなく、自分たちで考えるべき身近なテーマとして捉える意識の変化が起きている証と言える。

次のページ
「結構パワーがいる」全社横断組織を継続できるワケ

この記事は参考になりましたか?


広告を読み込めませんでした

広告を読み込み中...

  • Facebook
  • X
  • note
Security Online Day 2026 Spring レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

小山 奨太(編集部)(コヤマ ショウタ)

EnterpriseZine編集部所属。製造小売業の情報システム部門で運用保守、DX推進などを経験。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/24065 2026/05/28 08:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング