SailPointテクノロジーズジャパンは、AIエージェントをはじめとする非人間アイデンティティ(NHI)を大規模に保護するための新ソリューション「SailPoint Agentic Fabric」を発表した。
同社が提供する「Identity Security Cloud」では、組織内の人間のアイデンティティを保護することが可能だが、Agentic Fabricはアダプティブ アイデンティティ アプローチの一環として、このモデルをエージェントのガバナンスおよび保護へと拡張するものだという。
これら2つのソリューションが組み合わさることで、企業全体に存在するあらゆるアイデンティティを統合的に管理できるようになるとしている。AIエージェントの検出、可視化、ガバナンス、認可、保護の各機能を単一のプラットフォーム上で一元化することで、ユーザーはセキュリティ、コンプライアンス、説明責任を確保した形でAIが導入可能になると述べている。
Agentic Fabricは、企業全体にわたるアイデンティティ、アクセス権限、アクティビティを関連付け、AIエージェントがアクセス可能な範囲、各エージェントの管理責任者、大規模環境での適切なガバナンス方法を把握するために必要なコンテキストをユーザーに提供するとのことだ。
- 検出:主要なクラウド環境、アプリケーション エージェント、エンドポイントに存在するAIエージェントやマシン アイデンティティおよびアプリケーションを網羅するインベントリを作成し、アイデンティティ グラフを使用して重要データとの複雑な関係性をマッピング
- ガバナンス:ライフサイクル管理やアクセス ポリシーを適用しながら、各エージェントを人間の管理者および人間のアイデンティティ コンテキストと紐づける
- 保護:脅威検知および自動対応機能を活用し、リアルタイムで認可制御を実施することで、AIエージェントによる動作に対しても最小権限アクセスを維持
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Agentic Fabricに加え、AI導入のスピードに合わせてアイデンティティ セキュリティを強化できる2つの新パッケージを提供するという。
- Agentic Business:あらゆるアイデンティティに最小アクセス権限を適用することで、基盤となるガバナンスを確立できる
- Agentic Business Plus:ジャストインタイム(JIT)のアクセス権限と、より強力な実行制御を通じて、ゼロ スタンディング特権(Zero Standing Privilege: ZSP)への移行を支援
Agentic Fabricと2つのAIエージェント対応パッケージは、今夏提供開始予定だとしている。
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