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Salesforce上の分析からアクション実行までする自律型AIチームメイト「Coworker」発表

 セールスフォース・ジャパン(以下、Salesforce)は2026年7月15日、あらゆる場所からSalesforce上での検索や分析、アクションを実行する自律型AIチームメイト「Agentforce Coworker」を発表した。同日、プレスおよびアナリスト向けに説明会を開催。

 Agentforce Coworkerは、自然言語を理解して適切なインサイトを表示するだけでなく、人間の確認を挟みながら人に代わって必要なアクションを実行する機能を持つ。従来の検索ツールとは異なり、組織に定義されている既存の権限やガバナンスポリシーを継承した状態で自律的に稼働するため、IT部門の管理負荷やセキュリティリスクを最小限に抑えられる点が特長であるという。

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 説明会に登壇した専務執行役員 製品事業統括本部 事業統括本部長の三戸篤氏は、1999年の創業以来提供してきた技術の進化を振り返りながら、先日発表した「Headless 360」の重要性について語った。三戸氏は、「人が使うための業務実行基盤であったものから、AIエージェントも使う業務実行基盤への進化を遂げた。このHeadless 360により、Salesforce上の主要な業務資産をAIエージェントに開かれたものへと変えられた」と説明。その上で、今回登場したAgentforce Coworkerは「外部を含めた多様なユーザーに対する利便性の提供と、管理者が実現すべきデータアクセス権限の管理やガバナンスという、2つの要求を両立するものである」と強調した。

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(左から)株式会社セールスフォース・ジャパン 製品事業統括本部 プロダクトマネジメント&マーケティング本部 プロダクトマネージャー 荘茗氏

専務執行役員 製品事業統括本部 事業統括本部長 三戸篤氏

製品事業統括本部 プロダクトマネジメント&マーケティング本部 プロダクトマーケティングマネージャー 楊莉佳氏

 続いて、製品事業統括本部 プロダクトマネジメント&マーケティング本部 プロダクトマーケティングマネージャーの楊莉佳氏が、同製品が企業データを信頼できるアクションへと変える具体的な仕組みについて解説。楊氏は、既存のグローバル検索が月間10億回に達する一方で、ユーザーが真に求めているのは「そのレコードがあるかないかではなく、次に何をすべきかというアクションにつながる情報である」と話す。導入初日から業務コンテキスト(文脈)を理解して推論を行い、人に代わってアクションを実行し、ヘッドレスファーストによりSlackやMicrosoft Teamsなど多様な画面から稼働する特徴を説明した。

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 特に注目すべきポイントは、AIによる自律的なデータ処理と安全なガバナンス統制の融合である。製品事業統括本部 プロダクトマネジメント&マーケティング本部 プロダクトマネージャーの荘茗氏によるデモンストレーションでは、営業担当者が「今日の商談に向けて状況をまとめてほしい」と指示を出すだけで、SalesforceのCRMデータとSlack上の会話履歴を把握し、顧客インサイトのサマリーを自動作成する様子が実演された。さらに見積もり作成を指示した場面では、AIエージェントは「アクセス権限がないため作成できない」と判断し、本来のオーナーへタスクを依頼するよう人間に提案した。この動作は、企業内での利用において最重要課題となるデータ漏洩や不正アクセスのリスクに対する対策を示している。

 今後の展開について楊氏は、「現在はベータ版としてSalesforce上での提供だが、近日中にSlackやMicrosoft Teams、ChatGPT、Claude、モバイルなどのUIへ利用場面を拡大する予定だ」と語った。

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 なお、Agentforce Coworkerの利用ライセンスはAgentforceとData 360を無制限で定額利用可能なシート課金と、クエリの使用量に応じて変動する従量課金の2つであるという。

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この記事の著者

小山 奨太(編集部)(コヤマ ショウタ)

EnterpriseZine編集部所属。製造小売業の情報システム部門で運用保守、DX推進などを経験。

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