2026年10月7日、SS&C Technologies(以下、SS&C)は、「SS&C Blue Prism WorkHQ(以下、WorkHQ)」の日本語版を提供開始した。
同社は、創業40周年を迎えるテクノロジー&アウトソーシング企業。年間売上高は67億ドルで、金融市場向けのBPO事業などに強みをもつ。2022年には、RPAの先駆者であるBlue Prismをグループに迎えている。同日、都内で開催された会見には、Blue Prism 社長の長谷太志氏らが登壇。WorkHQについて説明が行われた。
Blue Prism株式会社 副社長 内田修氏
AIエージェントの利用が浸透してきた中、ルールベースのRPAだけでは業務自動化が難しくなっている。そこで、SS&Cではカスタマーゼロとして、自社でAIエージェントを用いた業務自動化「エージェンティック・オートメーション」を実現するための方策を模索。その結果として、下図のように3点に課題が集約されるとした。
同社 副社長の内田修氏は、「AIエージェントに判断を委ねながらも、APIのないシステムでもファイアウォールの内側でも決定論的に動作するRPAが実行役を担える」と述べる。RPAのようなデジタルワーカーとAIエージェントを組み合わせることで、人は例外的な事象に対する判断を下せばよい状態、業務自動化を実現していけるという。
そこで、Blue Prismでは、RPAやカスタマーゼロで培った知見を活かしてWorkHQを提供する。WorkHQは、監査証跡やバージョン管理、AI-Gatewayなどによるガバナンス強化、人・AIエージェント・デジタルワーカーなどの統合管理、AIエージェントとワークフローのローコード構築などをカバーするプラットフォームだ。
会見では、請求書処理の業務フローにWorkHQを適用したデモンストレーションが行われた。Microsoft Outlookから対象となるメール・添付ファイルをAPI経由で取得。AIエージェントが内容を理解し、判断がつかないものは人間にエスカレーションする。その後、RPAで基幹システムへと請求書を登録し、その結果をAPI経由でMicrosoft Teamsで担当者に通知した。
WorkHQでは、AIエージェントの実行にともなうプロンプト、セッションログなどを単一画面から管理・確認可能だとする。なお、同サービスは、年額約700万円からワークフローの実行回数を前払いで購入する形態で提供されるとのことだ。
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岡本 拓也(編集部)(オカモト タクヤ)
1993年福岡県生まれ。京都外国語大学イタリア語学科卒業。ニュースサイトの編集、システム開発、ライターなどを経験し、2020年株式会社翔泳社に入社。ITリーダー向け専門メディア『EnterpriseZine』の編集・企画・運営に携わる。2023年4月、EnterpriseZine編集長就任。
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