網屋は、仮想IP技術を利用した新しいネットワークコミュニケーションサービス「Verona(ベローナ)」を11月17日より販売する。
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「Verona」は、IP-VPNを使って拠点間接続を行う従来型のVPNサービスと異なり、インターネット公衆回線を利用して、特殊な仮想IP空間でセキュアな通信を行うことのできる新しい仕組みだという。
これにより、ユーザはインターネットVPN利用時に、拠点ごとのプロバイダ固定IP契約料を支払う必要がなくなるため、ハイセキュリティなVPN通信を維持しながら、コスト削減の実現が可能だという。
「Verona」は、契約時にレンタルする「V-edge」ルータを設置するだけで、ゼロコンフィグレーションで拠点間接続環境を構築。複雑なネットワーク設定などは、すべて集中管理センター「CAS-Center」で行うため、すぐにVPN環境が利用可能だという。
発表によると、「多拠点店舗とPOSシステムの通信を本社とのVPN接続」「外部協力会社と社内ネットワークの開発担当者同士だけの通信」「遠方に多数設置している監視カメラの映像を本社で集中監視」などの用途に適したソリューションであるとしている。
また、「Verona」の仮想IP空間は、WANだけでなく社内LANでも同一の概念で使用できるため、「社内のLAN環境でユーザー別に細かいアクセス制御を行う場合などにも適用可能だという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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