NEC、新ネットワーク制御技術「OpenFlow」に対応したネットワーク製品を提供
ネットワーク構成をシンプルにしコストを低減する「プログラマブルフロー」。日本通運での導入も決定
NECは、新ネットワーク制御技術「OpenFlow」に対応したネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ(プログラマブルフロー)」を世界で初めて製品化し、3月10日から販売活動を開始すると発表した。
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OpenFlowは、スタンフォード大学を中心としたコンソーシアムが規定するネットワークに関する技術とオープンなインタフェース仕様の総称。さまざまな通信プロトコルの制約から解放され、最適なネットワークを自由に構築できる次世代のネットワーク制御技術として注目されているという。
現在のネットワークでは、映像や音声データはあらかじめ決められた通信経路でやりとりされているが、通信量の急増や障害が発生により、映像が乱れや音声が途切れることがある。OpenFlow技術を採用した新製品は、通信負荷の増大や障害を検出し、最適な通信経路を自動的に選択することができるため、高品質で安定した通信によりサービスを利用することが可能になるという。
また、ネットワーク構成のシンプル化や効率的な運用が可能になることにより、従来のネットワーク機器で構成した場合と比べ、初期導入コストや運用コストを削減することが可能だとしている。
新製品は、すでに日本通運の業務システムへの採用が決まっているという。
■プログラマブルフローのWebページ
http://www.nec.co.jp/univerge/
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