「Oracle Tuxedo ART」を利用することによって、メインフレーム上のアプリケーションをオープン環境に移行することによって、システムの刷新が進められ、ソフトウェア資産の活用を図るとともに、運用コストの削減が可能になるという。
とくに、IBMメインフレームのソフトウェア資産については、「Oracle Tuxedo ART」を導入することで、SOA環境との連携が可能になるため、投資コストを抑えながら、基幹システムの刷新が可能になるとしている。
また、「Oracle Tuxedo ART」によって、メインフレームのアプリケーションを再ホスティングできるという。分散型トランザクション処理を実行するミドルウェア「Oracle Tuxedo 11g R1」上で稼働し、ランタイム環境と移行ツールを提供することで、IBMメインフレーム上のアプリケーションの移行により生じるリスクを低減するとともに作業の迅速化が可能だという。
日本オラクルでは、「Oracle Tuxedo ART」の提供開始にともない、SIパートナーとともに、IBMメインフレームのユーザー向けに、レガシーシステムを最新のSOA環境に変換する「オラクル ITモダナイゼーション」への移行提案、製品提供、技術支援およびコンサルテーションを推進していくとしている。
また、メインフレーム上のアプリケーションについて、COBOLのビジネスロジックをそのままオープンCOBOLに移行することが可能だという。COBOL以外のプログラミング言語(PL/I、アセンブラ、4GLなど)のアプリケーションの移行や、日本メーカーのメインフレームからのオープン化プロジェクトに関しては、SIパートナー、言語変換、帳票、運用ツールなどを提供するソフトウェアベンダーと協業し、「Oracle Tuxedo」または「Oracle Tuxedo ART」ベースのオープン化提案を図りながらソリューションや技術サポートを提供するという。
■ニュースリリース
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