SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

Security Online Day 2022

2022年9月16日(金)10:00~17:10

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

谷熊対談

ビッグデータ活用以前? 日本企業は"データは資産"と認識せよ! - 谷熊対談スペシャル

1月23日に東京・ベルサール九段で開催されたDBOnline初の冠イベント「IT Initiative Day 2012 - ビッグデータ時代のビジネス戦略」は荒天にもかかわらず満員御礼、ビッグデータに対する現場の方々の関心の高さをあらためて実感します。本稿では当日の5つのセッションのうち、最後に行われたパネルディスカッション「DBオンライン: 谷熊対談スペシャル 2012年ビッグデータ活用の展望」の模様をお伝えします。我らがチーフキュレーターの谷川耕一氏とアイ・ティ・アール リサーチ統括ディレクターでシニア・アナリストの生熊清司氏が、2012年の国内ビッグデータビジネスのリアルな現状を語り尽くす!?

データ分析が苦手な日本企業がなぜビッグデータに群がるのか?

ビッグデータに注目が集まるのは「ビジネスがうまくいっていない」ことが最大の理由」
生熊 「ビッグデータに注目が集まるのは
ビジネスがうまくいっていないから」

 谷川: ここまでのセッションでは、ビッグデータをテーマにさまざまなビジネスの可能性を探ってきました。ですが、あえてこの対談では「ビッグデータは本当にバズワードから活用するシーンに突入したのか?」を取り上げてみたいと思います。というのも、ビッグデータという言葉がブームになればなるほど、現実とは大きく乖離しているのではと感じるんですね。ビッグデータに取り組む前に、そもそもデータを活用するということに真剣に取り組んできた企業はあまり多くないんじゃないかと。これまで蓄積してきたデータはどう扱ってきたのか? という疑問が残るのですが。

 生熊: 非常に残念ですが、私が見る限り、多くの企業は「情報系/分析計のシステムには来年は必ず投資する」と言いながら、その率はなかなか上がっていません。たとえばすこし前にブームになったBIの場合ですが、「BIを使ってよかったと思いますか?」という質問をしても、自信をもって「満足している、うまくいっている」と応えられる企業は1割にも満たないのではないでしょうか。正直、データ活用に関してうまく行っている企業は非常に少ないのが実態だと思います。

 JSOXやIFRSなどがブームになったときは、日本企業もそれなりに投資をしてきましたが、BIなどの分析系に対しては以前から投資の伸びがついてこない。ではなぜ、いま"ビッグデータ"に注目があつまっているのか。それはビジネスがうまくいってないことが最大の理由だと思います。モノが売れないだけでなく、いままでうまくいってたビジネスがどんどんダメになっていく。顧客のニーズを正しく捉まえることができていないと企業が気づき始めたんですね。グローバル化、不況、デフレなど、ビジネスを阻害する要因はいくつもありますが、とくに「KKD(カン、経験、度胸)が働かない」「世の中のスピードについていけない」という点が日本企業の経営者を苦しめていると感じます。

 谷川: たしかに、何をやってもうまくいかないという閉塞感が日本市場全体を包んでいる雰囲気はありますね。

 生熊: その閉塞感を打ち破るためにITで何ができるのかと考えたとき、たとえばERPでプロセスを最適化するといったようなこれまでのやり方を踏襲しているだけではダメで、やはり新しいことに取り組む必要があります。そこで脚光があたってきたのがデータの分析という考え方なのではと思います。

次のページ
"データ=ビジネス"が根付いている企業は不況にも強い!

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
谷熊対談連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

五味明子(ゴミ アキコ)

IT系出版社で編集者としてキャリアを積んだのち、2011年からフリーランスライターとして活動中。フィールドワークはオープンソース、クラウドコンピューティング、データアナリティクスなどエンタープライズITが中心で海外カンファレンスの取材が多い。 Twitter(@g3akk)や自身のブログでITニュ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/3853 2012/03/26 00:00

Job Board

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

2022年9月16日(金)10:00~17:10

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング