オリンピック出場選手に水着を提供することができるミズノ、デサント、アシックスの3社は、水着の品質を改良し、5月30日に公表した。3社が改良を行ったのは、英スピード社の「レーザー・レーサー」着用選手が次々と記録を更新したのを受け、日本水連が改良要望を出したため。
3社のうち、2社が改良水着にその生地を採用したことで注目されているのが、大阪に本社を置く複合特殊ゴム製品メーカーの山本化学工業である。今回話題となったスポーツウェアや医療分野のほか、コンピュータや携帯電話などから発して人体に悪影響を及ぼすといわれる電磁波を遮り、からだを守る「シンセンサー」の開発など、IT分野にも進出している。
「魔法の水着」と同等に戦える技術力を持つ山本化学工業が、今後IT分野とどう連携していくのか、大きな期待が寄せられる。
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・山本化学工業株式会社ホームページ