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週刊DBオンライン 五味明子

多様性とパッケージ化は社食にも!? One Microsoft Cafeを西脇&北川コンビに案内してもらいました

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どんなお仕事も人と人とのつながりや信頼関係が大切なのは言うまでもないですが、メディアという現場はとくにその傾向が強いように感じます。そして数あるWebメディアにあっても、DB Onlineは担当編集者の交流関係がかなーり色濃く反映されているかと。ま、ワタクシなんぞをキュレーターに使っていただいているのもその交流範囲に混ぜてもらっているからなんですが。で、このお二方のお名前もお写真も、本誌の読者の皆様であればよく目にしていることと思います。そう、日本マイクロソフトが誇る社長室付けのスーパーエバンジェリストの西脇資哲氏と、「オレは一生データベースに関わっていく!」と公言してはばからない、同じくマイクロソフトのクラウド&アプリケーション プラットフォーム製品部 エグゼクティブプロダクトマネージャの北川剛氏です。

マイクロソフトの食いしん坊ブラザーズについて

 西脇さんは翔泳社から『エバンジェリスト養成講座 究極のプレゼンハック100』という書籍を出しており、同名のセミナーも定期的に開催されています。ワタクシも何度か西脇さんのプレゼンを実際に聴いたことがありますが、プレゼン技術や話運びの上手さはもちろんのこと、場の雰囲気のつかみ方、時間配分、ちょっとしたトラブルへの対処、そして何より、会場に足を運んでくれた人たちに対する深い愛情に、本当に心をうたれます。エバンジェリストは眼前の人々に伝えてなんぼの仕事ですが、マイクロソフトのように数多くの製品をポートフォリオとして掲げている会社にとって、西脇さんのような天性のエバンジェリストは非常に貴重な存在だと言えるのではないでしょうか。

颯爽と登場するエバンジェリスト
颯爽と登場するエバンジェリスト

 北川さんも、最近はSQL Serverの伝道師的な存在としてご活躍されており、あちこちのメディアでお見かけすることが増えておりますが、なんといっても本誌の連載「マイクロソフト北川さんとお話」ほど、赤裸々にデータベース業界事情を語っている記事はないでしょう(笑) とくに「データベースは○×表で戦うべからず―北川、業界の悪しき習慣に吠えるの巻」はそのあまりにストレートな物言いに、業界内でもさまざまな波紋を呼んだとか。データベースにかけてははっきり言って超ド素人の編集者(すまん…)の素朴なギモンに淡々と、ときにはアツく答えていく超プロフェッショナルの北川さん、その掛け合い漫才のようなやりとりをワタクシも毎回、wktk状態で楽しませていただいております(にやり)。

一生DB男!の北川さん。挙動がいちいちおもしろすぎてずるい
一生DB男!の北川さん。挙動がいちいちおもしろすぎてずるい

One Microsoft Cafeについて

 現在、東京・品川の日本マイクロソフト本社には2,000名を超える従業員が在籍しています。このお二人に限らず、同社にはユニークな方が多く、得意とするスキルも、求められるタスクも、働くスタイルも、皆さんまったく異なるわけですが、こうした大企業だからこそ、いざというときには全員の心をひとつにする必要に迫られます。ふだんは各々のやり方で仕事を進めているけれど、何かあったとき"Belong to Microsoft"を意識できる場所がなければ、会社が目指すゴールを共有することは難しい。従業員が帰属意識をもてない組織は、遅かれ早かれ、優秀な人材の流出という事態から免れません。

 マイクロソフトをはじめ、外資系IT企業はこのあたりをさすがによく理解しており、"ダイバーシティ(多様性)"を掲げた数々のワークスタイル施策に取り組んでいます。比較的有名なところでは、日本HPが東京・大島の本社で実施している全社員フリーアドレス化や週イチの在宅勤務などがありますが、要するに、画一的な働き方を強制しても生産性は上がらない、ということなのでしょう。

 さて、今回ご紹介するマイクロソフトの社員食堂「One Microsoft Cafe」は、マイクロソフトが行っているワークスタイル変革プロジェクトの一環として誕生した場所です。同社は2011年2月1日、品川に本社を移転し、それまで都内数拠点に分散していたオフィスを事実上、統合しました。なお、この日から社名も「日本マイクロソフト」に変わっています。

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コンセプトはOne Microsoft

 One Microsoft Cafeは、社食としてだけでなく、業務スペースや社員どうしの打ち合わせの場としても活用されています。ランチのほか、朝にはパンやサラダが、カフェタイムにはスイーツやスナックが、夜には軽い食事やアルコールも提供されるとか。社員間の交流や各種イベントの開催場所として使われることも多いそうです。Kinectで遊べるコーナーやビリヤードの台なんかも置かれていて、たしかに社員がリラックスするにはうってつけの場所かも。営業時間は朝8時から夜8時まで。ただし、基本的に社員以外が利用することはありません。たとえばお客さんを呼んでコーヒーを飲みながら打ち合わせ、なんてのはこのカフェではできないことになっています。

 約2,500名の従業員がマイクロソフト社員として一丸となれる場所、働きやすさと快適さを兼ね備えた場所という思いを込めて作られたOne Microsoft Cafeですが、移転当初は社員の利用率もあまり高くなく、メニューの評判もイマイチだったそうです。カフェを名乗っているのに、給食サービスのような"社食"感が強く、とくに女性従業員からは敬遠されがちでした。よく考えてみれば、ダイバーシティやワークライフバランスといった言葉は、女性が働きやすい職場環境かどうかをあらわすときによく使われるわけで、肝心の女性従業員の利用率が低ければ、社内コミュニケーション的には成功したとは言えないですね。

 そこで昨年9月、One Microsoft Cafeという名前にふさわしい場所にしようということで、カフェで提供されるメニューが一新されました。提供される料理だけでなく、マイクロソフトが掲げる"スマートワークスタイル"を象徴する場所にするために、さまざまな工夫が凝らされたようです。ではOne Microsoftはいかに生まれ変わったのでしょうか。というわけで、社外の人間はあまり覗くことができない本社19Fを西脇さんと北川さんの豪華コンビに案内していただきました。

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                            あまりみないツーショットですが、実は仲良し

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五味明子(ゴミ アキコ)

IT系出版社で編集者としてキャリアを積んだのち、2011年からフリーランスライターとして活動中。フィールドワークはオープンソース、クラウドコンピューティング、データアナリティクスなどエンタープライズITが中心で海外カンファレンスの取材が多い。
Twitter(@g3akk)や自身のブログでITニュース...

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