すでにもう1年以上前となる2011年10月、米国サンフランシスコで開催されたOracle OpenWorldにおいて、Oracleはパブリッククラウドのサービスビジネスへの参入を発表した。それまでは、一部のSaaSを除けばクラウドの実現技術の提供に徹し、自らパブリッククラウドサービスを展開することは否定していたが、このときにその方向性は一転することになったのだ。発表があった当初、このOracleの方針転換は業界でも大きな話題となった。しかしながら、期待に応え遅くとも翌春には早くも正式サービスインかと思われていたが、なかなかそうならなかった。期待していた顧客や業界人たちは、多少肩すかしを食らった形に。結局彼らは、2012年の秋のOracle OpenWorld開催タイミングまで待たされることになる。
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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)
EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...
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