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「ITシステムまるごとパブリッククラウド」の時代はやってくるか?

すでにもう1年以上前となる2011年10月、米国サンフランシスコで開催されたOracle OpenWorldにおいて、Oracleはパブリッククラウドのサービスビジネスへの参入を発表した。それまでは、一部のSaaSを除けばクラウドの実現技術の提供に徹し、自らパブリッククラウドサービスを展開することは否定していたが、このときにその方向性は一転することになったのだ。発表があった当初、このOracleの方針転換は業界でも大きな話題となった。しかしながら、期待に応え遅くとも翌春には早くも正式サービスインかと思われていたが、なかなかそうならなかった。期待していた顧客や業界人たちは、多少肩すかしを食らった形に。結局彼らは、2012年の秋のOracle OpenWorld開催タイミングまで待たされることになる。

べつに顧客を待たせたわけではない

ロバート・シンプ氏
ロバート・シンプ氏

 発表から正式サービスインまでおよそ1年。なぜここまで待たされたのか。米国Oracle Corporation Global Technology Business グループバイスプレジデントのロバート・シンプ氏は、特段、顧客を待たせたわけではないと言う。

「2012年の春からは、コントロールリリースという形でサービスはすでに利用できるようになっていました。Oracleとしては、新しいサービスや製品を市場に提供する際は、常にテストや検証を十分に行い慎重に進めています」

 今回の時間のかけ方は新たなサービス提供のプロセスとしては、なんら特別なものではないと言う。

 コントロールリリースで利用を始めた顧客からのフィードバックを、サービスに適切に反映させる。それを行ったところ、春から6ヶ月が経過しただけ。もちろん、サービス開始にあたり、なんら技術的な問題があったわけではない。データベースという顧客にとっては重要なシステム要素なので、「最初から品質のいいものを提供する必要があった」と言う。すでに顧客は、このOracleのパブリッククラウドサービスに対し、さまざまな使い方を始めている。利用している顧客からは、簡単で素早く使えるとの評価が数多く寄せられているとのことだ。

データベース・クラウドはOracleに慣れている人がまずはターゲット

 今回Oracleでは、ソーシャル関連のアプリケーションを含むFusion Applicationsを利用するSaaS、Oracle Database、Weblogic Serverが利用できるデータベースとJava実行環境となるPaaSの提供を開始した。さらに今後、ストレージサービスやメッセージングサービス、そしてIaaSまでもを提供する。後発ながら、いっきにラインナップはフル装備といった感じだ。

 DB Online的にはもちろん、この中ではデータベースのPaaSが気になるところ。現状、パブリッククラウドのデータベースサービスとしては、Amazon EC2などのIaaS上にデータベースを導入し利用するものから、Salesforce.comのdatabase.comやMicrosoftのSQL Azureのように、完全なPaaSで提供されるものまでさまざまな形態がある。利用するのにデータベースに関する技術を持っていることが前提となるサービスもあれば、サイボウズのkintoneのようにExcelが使いこなせる程度の技術力があればすぐに使えるサービスもある。

 Oracleのデータベース・クラウドは、どちらかと言えば前者のデータベースに関する技術を持っていることが前提となるサービスだ。面倒なインストールセットアップは必要ないが、ある程度はSQLの知識もいるし、本格的に利用したければテーブル設計などができるに越したことはない。管理ツールのOracle Enterprise Managerや、データベースアプリケーションの開発環境Oracle Application Expressあたりも使いこなせたほうがいいだろう。となると、すでにデータベースの開発経験があったり、データベース管理者だったりする人が、利用対象者となりそうだ。

 とはいえ、もちろんエンジニアが初めて使うのが、このPaaSのデータベースというのも、Oracleとしては大歓迎だろう。ハードウェアを用意して面倒なインストールセットアップを行う過程を飛ばして、すぐにデータベースに触れられる。なので、むしろこれからデータベーススキルを高めていきたいという、初心者エンジニアには最適な環境とも言える。

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ハイブリッドクラウドでもOracleなら一元管理できるので管理手間は増えない

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

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