日本マイクロソフトの調布オフィスに潜入!
まずオフィス周囲の環境からして、品川本社とはまるで違う。本社の立地は都心のオフィス街のど真ん中、スーツ姿のビジネスマンがせわしなく行きかい、時間が猛スピードで過ぎ去っていく感じ。一方の調布オフィスは、調布駅から歩いて20分ほどの閑静な住宅街の中にあり、都会の喧騒とはまるで無縁。周囲には緑も多くて、ゆったりと時間が流れているような感じだ。
この調布オフィスには現在、サポート部門と開発部門のエンジニア約500人ほどが働いている。服装もカジュアルな社員が多く、品川本社のピリッとした雰囲気とは対照的だ。で今回は、この調布オフィスでSQL Serverのサポートチームの一員として働いている社員の方3人に、日々の「調布ライフ」について話を聞いてみた。ご登場いただくのは、エスカレーションマネジャーの高山誠治さん、サポートエスカレーションエンジニアの高橋理香さん、そしてサポートエンジニアの高原伸城さんだ。
高山さんは、SQL Serverサポートチームの現場監督に当たる人。昨年まではWindowsのサポートチームに長く在籍しており、SQL Serverのチームには4カ月前に移籍してきたばかりだそう。一方、高橋さんは入社13年目のベテランエンジニアで、入社以来ひたすらSQL Serverのサポート業務に身を捧げてきた、社内屈指のSQL Serverエキスパートだ。そして高原さんは入社6年目、こちらもずっとSQL Serverのサポート一筋でキャリアを積んできた中堅サポートエンジニアだ。
ちなみに高橋さんと高原さん、SQL Serverのサポートエンジニアとして入社して、以来ずっとその仕事を続けているということは、マイクロソフトに入る前からもともとデータベースに詳しかったのだろうか?
「前職は某ゼネコンの情報システム部門だったのですが、ずっとデータベースを使った開発に携わっていました」(高橋さん)
「私はシンクライアント関連の仕事をやっていたのですが、ずっとデータベースが好きで、どうしてもデータベースにかかわる仕事をやりたいと思っていました」
やはりそうなんですねえ。とここで、ちょっと意地悪な質問。データベースといえば、真っ先にオ○ク○(大人の事情により伏字)の名前が浮かんできそうなものですが、○ラ○ルには応募しなかったんですか?
あれ、お二人とも急にだんまり。
「……実は正直に言うと、どうしても○○クルに入りたくて、当初マイクロソフトは第二志望だったんです」(高原さん)
何と、衝撃の告白! 隣に座っているボスの高山さんが苦笑いしてるぞ! 急いで話をそらさねば……えーと、高橋さんはやはりSQL Serverが大好きでマイクロソフトを志望されたんですか?
「……実は私も、初めはオ○ク○が第一志望だったんです。仕事で使っていたデータベースが○ラク○だったこともありまして」
撃沈。
いや、でもでも、結局はオ○ク○を振ってマイクロソフトに来たんですよね。それはなぜだったんでしょう?
「とにかく、面接の印象がすごく良かったんです。他社の面接ではとにかく『あなたはわが社に何をもたらしてくれるのですか?』ということをしつこく聞かれたのですが、マイクロソフトの面接では『うちに来れば、こんなことができるよ!』という話を面接官の方が熱心にしてくださいました。それこそ、たとえ面接で落ちたとしても、その後のキャリアでとても役に立ちそうな内容ばかりでした」(高原さん)
「私もまったく同じです。私がマイクロソフトに応募したのは1999年、ちょうど2000年問題対応真っ只中のころだったんですが、面接していただいた方がSQL Serverの2000年問題対応の話をいろいろ教えてくれて、その話がすごく面白かったんです。それまでSQL Serverには一度も触ったことがなかったんですが、とにかく面接の印象がとても良かったので、最終的にマイクロソフトでやってみようと決めました」(高橋さん)
奇しくも、お二人ともまったく同じ理由だった。そうか、マイクロソフトの採用面接はそんなに面白いのか。もし機会があれば、潜入してみたいなあ……。