今年に入ってから、国内でのWebサイト改ざん事件の勢いが止まりません。一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)によると本年の前期半年の間に3千件を超える被害報告が寄せられています。もちろん実際に報告が来た数字だけですので、本当の被害規模は何倍にもなると想像されます。今回は、約70年前の大東亜戦争の時代の日本軍の組織のあり方を分析した名著「失敗の本質」をもとに、現代のサイバー上の脅威に対して、どのように組織が戦略を立てて対応しなければならないのか考えていきます。
この記事は参考になりましたか?
- 世界サイバーセキュリティ最前線連載記事一覧
-
- 「現場が分からない司令部」、「一点豪華主義的な組織の対応」“失敗の本質”から考えるサイバー...
- 人間を中心にした「サイバーセキュリティ」対策とは?“サイバー戦争時代”の戦術と指揮
- この記事の著者
-
本橋 裕次(モトハシ ユウジ)
マカフィー株式会社サイバー戦略室 兼 グローバル・ガバメント・リレイションズ 室長ネットワーク、及び情報セキュリティの技術者として15年以上従事。 2009年、米セキュア・コンピューティング社の買収によりマカフィー社へ入社。 2010年、セールス・エンジニアリング本部のシニア・マネージャーの職務に就...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア