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DBプロに会いたい!

「飽きない」SAP HANAを起点に、データサイエンティストへ挑戦 ― SAPジャパン 森﨑敏朗さん

今回のDBプロはSAPジャパンの森﨑敏朗さん。2010年にSAPジャパンに転職し、SAP HANAが世に出る前から現在に至るまでSAP HANAを担当している。基幹システムやデータウェアハウスの豊富な経験を持つ森﨑さんはSAP HANAをどう見ているか。

文系からシステム深層を扱う製品担当SEへ

森﨑敏朗さん
「当時、文系出身のエンジニアは珍しくなかった」
と語る、森﨑敏朗さん

 社会人になってからずっとエンジニアとして活躍している森﨑さん。意外にも出身は文系でコンピューターから遠い分野にあたる。就職先にIT系企業を選んだ理由を尋ねると「たまたま最初に内定をもらったから」と笑う。専攻にこだわると選択肢が狭まるため、幅広く就職先を探した。

 全く未知の分野となるIT業界であるにもかかわらず、エンジニアになることには不安はなかった。森﨑さんはこう話す。「就職先は同期が多く、文系出身は珍しくありませんでした。入社して半年間は基礎から教えてもらえると聞いていたので特に心配はしていませんでした」

 最初はメインフレーム開発チームでプログラマとして配属された。使用言語はPL/1、データベースはリレーショナル型ではなく階層型となるIBMのIMS。

 1年ほどして次はOSやNetworkなどの製品担当SEとなる。システムの深層はもちろん、アプリケーションも含めて全体も把握する必要がある。ドキュメントにも細かく目を通す必要があり、保守や検証に関わることもしていた。

 森﨑さんはこの製品担当時代にシステムやデータベース技術の基礎から深層まで、詳細に把握することができたという。エンジニアとしては貴重な経験だったと言えるだろう。

 客先に常駐してIBM DB2を扱ったこともあった。触ったことのあるDB2の最も古いバージョンを聞くと、なんと「2.2」。とはいえ当時の担当はOSが中心だった。ディスクの配置やコーディングを考慮してチューニング施策を考えることもあった。森﨑さんの経験は多岐にわたり、言語はアセンブラやCOBOLを経験したこともあったそうだ。

 長らくメインフレーム系の専門職として経験を積んだものの、時代はすっかり「クラサバ」(クライアント・サーバー)と向かっていた。メインフレーム系のエンジニアとしては危機感を覚えた。

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クライアント・サーバーとデータウェアハウスを経験

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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