組織を創造的な体質に変える「クリエイティブ・シフト」(Creative Shift)を実現するためのひとつの鍵は、一人ひとりが「つくることによって学ぶ」ことができるようになることである。既存の知識を「学んでからつくる」のではなく、創造の活動のなかで「つくることによって学ぶ」のである。今回は、「つくることによって学ぶ」とはどういうことかを説明し、今回と次回で、そのような学びを支援するパターン・ランゲージである「ラーニング・パターン」を紹介する。そのあとに続く回ではラーニング・パターンを用いたプランニング(計画)やリフレクション(振り返り)、そしてダイアログ(対話)のワークショップについて取り上げていく。
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井庭 崇(イバ タカシ)
慶應義塾大学総合政策学部准教授。博士(政策・メディア)。専門は、パターン・ラン ゲージ、システム理論、創造技法。マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院 Center for Collective Intelligence 客員研究員等を経て、現職。編著書・共著書に『複雑系入門――知のフ...
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