前回は、付加価値を計算する2つの方法を紹介しました。控除方式と加算方式です。しかし、顧客にとって付加価値は、計算するものではなく感じるものなので、1,000円のコーヒーの付加価値が900円~800円であることは、感覚的にわかるのです。よって、1,000円のコーヒーを販売する側は、その付加価値を顧客に認めてもらう必要があります。ここに固定費をかける意味があります。今回は、付加価値の考え方を応用する方法を紹介します。営業を進めるコツと付加価値の考え方が密接に関係していることもわかってくるでしょう。
この記事は参考になりましたか?
- 新規事業計画に役立つ「経営分析・管理会計」の考え方・活かし方連載記事一覧
- この記事の著者
-
千賀 秀信(センガ ヒデノブ)
公認会計士、税理士専門の情報処理サービス業・株式会社TKC(東証1部)で、財務会計、経営管理などのシステム開発、営業、広報、教育などを担当。18年間勤務後、1997年にマネジメント能力開発研究所を設立し、企業経営と計数を結びつけた独自のマネジメント能力開発プログラムを構築。「わかりやすさと具体性」という点で、多くの企業担当者や受講生からよい評価を受けている。研修、コンサルティング、執筆などで活躍中。日本能率協...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア