事業計画に関する記事とニュース
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2013/11/27
洋服の直し代をサービスできる店、できない店-コスト構造とマーケティングの関係
前回は、付加価値を計算する2つの方法を紹介しました。控除方式と加算方式です。しかし、顧客にとって付加価値は、計算するものではなく感じるものなので、1,000円のコーヒーの付加価値が900円~800円であることは、感覚的にわかるのです。よって、1,000円のコーヒーを販売する側は、その付加価値を顧客に認めてもらう必要があります。ここに固定費をかける意味があります。今回は、付加価値の考え方を応用する方法を紹介します。営業を進めるコツと付加価値の考え方が密接に関係していることもわかってくるでしょう。...
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2013/10/28
1,000円のコーヒーから得た付加価値をどう配分するのか?事業計画で重要な経営者の役割
付加価値を「見える化」するためのツールとして、変動損益計算書が有効でした。付加価値が見えその大きさがわかれば、付加価値がなぜ生まれたのか分析する必要があります。前回は、「1,000円のコーヒーを高いと思わせない方法とは?」というテーマで、付加価値を創造する経営を考えました。付加価値の創造は、どの事業でも最優先課題です。今回は、創造された付加価値をどう使うのか、すなわち付加価値をどう分配するのかを考えましょう。事業計画ではとても重要なテーマです。
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2013/09/25
1,000円のコーヒーを高いと思わせない方法とは?「付加価値」を高める経営に必要なこと
前回の記事では、変動損益計算書の特徴を説明しました。変動損益計算書で把握できる限界利益は、付加価値そのものです。今回は、変動損益計算書を作成するために必要となる変動費、固定費の特徴を紹介します。変動費、固定費の特徴を理解したうえで、変動損益計算書を作成することが、事業計画では非常に重要です。なぜなら付加価値を高める経営につながるからです。詳細を解説していきましょう。
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2013/08/23
「変動損益計算書」とは、“付加価値”が見える損益計算書
第6回の記事から、事業計画に役に立つ損益分岐点分析の基本的な考え方と活用法を紹介してきました。利益を稼ぐための売上高の決定や生産量に制約がある場合の価格推定法なども考えました。一連の事例を通じて、変動費、固定費は、利益計画に欠くことのできない情報であることがわかっていただけたでしょうか。利益計画(損益計画)に最適な「変動損益計算書」も紹介しました。変動損益計算書については、詳しい説明をしていないので、今回は、変動損益計算書の見方・考え方について紹介します。事業計画においては、変動損益計算書を使っ...
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2013/07/24
「損益分岐点分析」による経営シミュレーション-事業計画の判断への応用
前回は、管理会計の入り口に位置する損益分岐点分析の基本的な考え方とキーワードについて、セルフ式うどん店の事例で説明しました。損益分岐点分析を行う目的、損益分岐点分析によって明らかになる経営情報(固定費、変動費、経営安全額、損益分岐点の売上高、限界利益)の意味や使い方です。前回に引き続き、さらに損益分岐点分析のポイントを掘り下げます。特に、「限界利益の変化」「変動費・固定費の変化」を反映したシミュレーションを行い、経営判断や事業計画に応用できるのです。セルフ式うどん店の事例をさらに掘り下げて理解を...