本連載「ノンデザイナーのための伝わるビジュアルシンキング」は、「たのしいインフォグラフィック入門」の著者(ビジュアルシンキング運営)がノンデザイナーのために、ビジュアルシンキングの活用方法やコツを解説します。連載第4回目は、情報デザインで重要な「情報の整理整頓プロセス」はどのような考え方で行うかを解説します。
複雑な情報をそのままビジュアル化しようとしてもダメ
前回の記事では、情報デザインとグラフィックデザインの違いについて書きました。
今回は、情報デザインで重要な「情報の整理整頓プロセス」はどのような考え方で行うかを解説します。
複雑な情報をそのまま図解やインフォグラフィックに落とし込んでも、複雑なビジュアルが出来上がるだけです。
情報は整理整頓してからビジュアル化するようにします。
一括りに扱われる情報であっても、中身に目を向ければいくつかの小さな情報の集まりで構成されているものです。

情報が複雑に感じられるのは、一つの小さな情報の集まりの中にいろいろな要素が混在している時です。
たとえば新商品に関する説明で、値段の話や購入できる場所の話、メリット・デメリットの話など異なる内容が順不同に登場すると情報の受け手は混乱します。

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ビジュアルシンキング 櫻田()
プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキング運営。ピクトグラム、図解、インフォグラフィックの制作活動を継続中。著書に『たのしいインフォグラフィック入門』。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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