命に関する情報のビジュアル化
前回の記事では、インフォグラフィックのWeb PR活用について書きました。
最終回となる今回は、海外メディアのおけるジャーナリズムへのビジュアル活用事例を紹介します。
1つ目は、CNNが公開した「CNN Home & Away」です。
このコンテンツでは、アフガニスタン戦争、イラク戦争におけるアメリカ兵死傷者に関する情報を視覚化しています。
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左側の地図は、兵士の出身地で、右側の地図は亡くなった場所を示しています。
地図上をクリックすると、亡くなった方の名前や写真などの詳細情報が表示されます。
フッター部の3つのグラフは、兵士の年齢、出身地、死亡時期の情報を示していて、たとえば年齢別グラフで21歳をクリックすると、地図上の情報も21歳のみに絞り込まれます。
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なお、兵士の命に関するビジュアル化は、古くはナイチンゲールが試みています。
ナイチンゲールは、1850年代にクリミア戦争で亡くなったイギリス兵の死因をビジュアル化して、ビクトリア女王への報告に使用しました。

image by Wikipedia
このビジュアルでは、死因の多くが負傷によるものではなく、病気によるものであることを示し、衛生管理の重要性を説いています。
2つ目の事例は、The Guardianです。