概要
例えば以下の図のように、住所録データの都道府県と市区町村が別々のセルに分かれている場合、それらを一つにつなげるには「&」でつなげていく方法と、文字列操作関数を利用する方法があります。
別々のセルを「&」でつなげてデータを結合するには、E2セルに「=C2&D2」と入力すると簡単に行えます。
しかし、もしつなげるセルが多数ある場合、それぞれ手入力で「&」でつなげていくには少々面倒ですよね。
この場合、複数のセルを一つにつなげる文字列操作関数、CONCATENATEを利用すると便利です。
CONCATENATE(文字列1,文字列2,文字列3,...)
そこで今回は、CONCATENATE関数を使って複数のセルのデータをつなげる手順を紹介します。
操作手順
- サンプルファイル「sample.xls」を開きます。
- 結合したデータを表示するための任意の空白セルを選択します。ここでは、住所の隣のセル(E2)を選択します。
- 数式バーの左側にある[関数の挿入]ボタンをクリックします。
- [関数の挿入]ダイアログボックスの[関数の検索]ボックスにキーワードを入れます。ここでは「文字をつなげる」と入力して[検索開始]ボタンをクリックします。
- [関数名]の一覧から「CONCATENATE」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- 結合対象のセルを選択し、[Tab]キーを押してカーソルを遷移させると、それに対応して「文字列」の入力フィールドの数が増えていきます。
- 次のセルをクリックして、[OK]ボタンをクリックします。
- フィルハンドルをダブルクリックして、下のセルまで数式コピーします。