Cassandraの公式バイナリファイルはApache Cassandraのウェブサイトから入手できますが、筆者が所属しているDataStaxでは、Cassandraを簡単に始められるようにしたパッケージを無料で配布しています。 特にWindowsを用いて開発をされている方は、DataStaxのインストーラーを利用したほうが簡単に始められるでしょう。
今回はWindows向けにDataStaxのインストーラーを用いた方法と、Mac/Linux向けにApache Cassandraのウェブサイトから ダウンロードする方法をご紹介します。
DataStax Community Edition のインストール (Windows)
DataStax Community Edition (以降DSC)は様々なOSに簡単にCassandraを導入するために提供されているパッケージです。 特にWindowsの場合、インストーラーを利用するだけでCassandraやツール類を実行するために必要なJavaやPythonを自動的にセットアップしてくれます。 Apache CassandraはWindowsサービスとして登録され、起動や停止もWindowsのサービスコンソールを通して行うことができます。
また、DataStaxが開発を行っているCassandraモニタリングツールであるOpsCenterも付属しています。 本連載では利用しませんが、興味がある方はこちら(英語)で機能について学ぶことができます。
インストーラーの入手
CassandraのコミュニティサイトであるPlanet Cassandraよりダウンロードします。執筆時点(2015年7月)の最新安定&推奨バージョンは2.1.8です。ダウンロードページより Windows Server 2008 / Windows 7 or Later (64-Bit) の安定&推奨バージョンのMSI Installerをダウンロードしてください。
インストール
インストールは、ダウンロードしたインストーラーを実行するだけです。ライセンス規約に同意し、インストールを進めていきます。 インストールの最後にApache Cassandraの起動を行うか聞かれますが、ここではチェックボックスを外しておきます。
以降デフォルトのインストールフォルダ(C:\Program Files\DataStax Community\)を利用している前提で進めていきます。
もしApache Cassandraを起動してしまった場合は、Windowsのサービスコンソールから停止してください。