SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

2014年のストレージチャネル別比率は直接販売が45.9%、間接販売が54.1%――IDCが調査

間接販売比率は2011年から3年間で9.6ポイント上昇

 国内外付型ディスクストレージシステム市場に占める間接販売比率は一貫して上昇している。間接販売比率は、2011年は44.5%だったが、2014年は54.1%に達し、この3年間で9.6ポイント上昇した。

 外付型ディスクストレージシステムの間接販売比率が上昇しているのは、直接販売比率が高いハイエンド(システム価格3,000万円以上)市場が縮小する一方で、間接販売比率の高いミッドレンジ(同500万円~3,000万円未満)とローエンド(同500万円未満)市場が堅調に成長しているためだという。

 2014年のオープンシステム向け外付型ディスクストレージシステムのクラス別間接販売比率は、ハイエンドが31.9%、ミッドレンジが64.7%、ローエンドが 69.9%だった。また、外資系ストレージベンダーを主体に、外付型ディスクストレージシステム販売を直接販売から間接販売にシフトする動きが加速していることも、間接販売比率が上昇した要因になっている。

 IDCではチャネルパートナーに対して、ストレージベンダーの満足度と評価について直接インタビューを実施した。満足度調査(1~5の5段階評価で1に近いほど評価が高い)では、「総合満足度」の全体平均は2.43となった。これは、前回の2.55から改善の方向に変化した。

新興ベンダーが提供するオールフラッシュアレイなどに対する評価や期待が高い

 改善の方向に変化したのは、今回の調査からストレージの新興ベンダーに対する評価を加えたことが影響している。新興ベンダーの総合満足度は2.12だった。一方、大手ベンダーのみの総合満足度は2.50で前回調査とほとんど変わらなかった。

 新興ベンダーの総合満足度が高かったのは、新興ベンダーが提供する製品(オールフラッシュアレイやハイブリッドフラッシュアレイなど)に対する評価や期待が高かったためだという。新興ベンダーは事業を開始してから年数が少ないため、国内における販売/サポート体制は未整備な部分もあるが、製品に対する期待が高い総合満足度に結びついた。

 また、今回の調査ではチャネルパートナーにおけるベンダーの扱い比率が変動し始めたことがわかった。変動し始めた要因の1つは、フラッシュデバイスのみを搭載したオールフラッシュアレイの本格的な成長が始まったことが影響している。

 2014年はチャネルパートナーの中で、新興オールフラッシュアレイベンダーの扱いが増えたが、2015年に入って大手ベンダーのオールフラッシュアレイの強化に伴い、チャネルパートナーの中で大手ベンダーのオールフラッシュアレイの扱いが上昇いる。

 IDC Japan エンタープライズインフラストラクチャ/IPDS/PCs グループディレクターの森山正秋氏は、「取り扱いストレージ製品の多様化が進む中で、チャネルパートナーがビジネスを拡大し収益を向上させていくためには、自社のビジネスモデルに適応した製品ポートフォリオを確立することが重要になっている」と分析している。

参考資料:国内外付型ディスクストレージシステム市場 チャネルタイプ別売上額実績、2011年~2014年(作成:IDC Japan)  

 今回の発表はIDCが発行したレポート「2015年 国内ストレージチャネル調査 」にその詳細が報告されている。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/7440 2015/11/11 12:15

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング