バルセロナ、Media-TIC
バルセロナにやってきました。マドリッドの雰囲気がどこかこう、霞が関とか丸の内のようだったのに対して、バルセロナは神戸とか高松っぽい印象があります。海があって、山があって、町がある。
ただ、感覚としてはマドリッドとバルセロナ、もっと違うようです。すでにご存じの方も多いかと思いますが、バルセロナ県のあるカタルーニャ州は、このところ、独立の機運が高まっています。バルセロナの町中のいたるところでカタルーニャ州の州旗が掲げられていました。使われる言語も、スペイン語とカタルーニャ語が半々くらい。現地でスペイン語の通訳さんによると、このスペイン語とカタルーニャ語、東京弁と関西弁くらいの違いかと思いきや、日本語と中国語くらい違うとのこと。
そのような土地柄の違いは、バルセロナのeCICからも十分に感じることができます。こちらが、バルセロナのeCICが入っているビル。
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非常にモダンです。Media-TIC Buildingといいます。バルセロナ市が出資しており、ビルにはスタートアップ含む、IT企業がたくさん入っているとのこと。ここに、デロイトのeCICが新設されたのです。マドリッドの洗練された雰囲気とはまた違った新興感があります。スペインのシリコンバレーといった趣があります。
シリコンバレーなどと書きましたが、シリコンバレーに行ったことのない私は、3331アーツ千代田を思い出しました。あれのスタートアップバージョンです。おわかりいただけるでしょうか。ああいう匂いです。
この場所は、新興テクノロジー企業が集まる場所として、その番地の名前から「22@」と呼ばれているのだそうです。ほら、名前もなんか似ているでしょう、3331と22@。
1階ロビーにはバルセロナ市の窓口や、ミーティングスペース、プレゼンブースなどがあります。
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カタルーニャ気質
このビルにeCICが新設されたわけです。
![マドリッドのビジネス寄りな雰囲気と比べると、若々しい印象の入り口](http://ez-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/7578/7578_3.jpg)
![入口には、サイバー犯罪の歴史を振り返るようなディスプレイ。](http://ez-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/7578/7578_4.jpg)
![デロイト スペイン CyberSOC ディレクター Xavier Gracia(ジャビエル グラシア)さん](http://ez-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/7578/7578_5.jpg)
バルセロナ eCIC所長のXavier Graciaさんに案内していただきます。この後行なわれる事例取材、そしてeCICオープニングパーティを控え、時間が限られていることもあり、15分くらい、嵐のような勢いで案内していただきました。このあたり、マドリッドで時間をかけてゆっくり説明してくださったMurさんともノリが違います。
![何やら話し込むMurさんとGracia所長。ところで、スペインの男性は会話するときの距離が近いです。そしてすごくよく話します。ずっとしゃべっています。](http://ez-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/7578/7578_6.jpg)
ところで、スペインの男性は会話するときの距離が近いです。
そしてすごくよく話します。ずっとしゃべっています。