ERP市場の現況
ERPベンダーの先駆けであるSAP社が日本に支社を設立してから、来年(2017年)で25年が経ち、この間、ERPという単語もビジネスの現場位においては一般化したといえるのではないでしょうか。
矢野経済研究所の調査では、ERP市場は年8%程度の成長をしており、今後の見通しも堅調です。
また、レポートには次のように書かれています。
不安定な外部環境に的確に対応できる経営のプラットフォームを構築したいという戦略的な理由でERPを再構築するユーザー企業も増えている。それに伴い、導入スピードが短く柔軟性の高いクラウドサービスの利用も拡大しており、クラウド化はERPのトレンドの一つとなっていると考える。
私は営業担当者であり、提案先がERP導入を検討する上で、何らかの形でクラウド利用を想定する事はここ1、2年で一気に増えているという印象です。しかしながら、選択肢が多くなったことは良いことですが、初めてERP導入を検討する企業には、選定を難しくする原因ともなっているのではないでしょうか。