Windows 10で新しく搭載されたセキュリティ機能とは?
業務を行う上で、メールやWeb閲覧などインターネットの利用は不可欠です。しかし、サイバー攻撃の目的や手段は、組織化および悪質化されており、セキュリティ対策は経営課題として取り組まざるを得ない状況となっています。また、ユーザの不注意や故意によるセキュリティ事故も増えています。国内でも大規模情報漏洩が連日のように報道されており、外部攻撃への対策だけでは不十分となっています。
このような状況に対応するため、Windows 10では高度なセキュリティ機能が追加されました。ここでは、様々なリスクに対する解決策としてWindows 10で新しく搭載されたセキュリティ機能を解説していきます。
- リスク1:パスワード漏洩で、なりすましログインによる、機密情報の流出
- リスク2:Web閲覧やメール添付ファイルの実行で、マルウェア感染による、機密情報の流出
- リスク3:デバイス紛失や盗難による、デバイス内の保存情報の流出
- リスク4:マルウェア感染やデバイス盗難で、デバイス内パスワード情報の漏洩による、システムへの侵入
- リスク5:社外秘ファイルのOneDrive共有で、誤操作によるファイル流出
- リスク6:新型マルウェアの潜伏で、長期間にわたるデバイスからの情報流出
今回は「後編」として、リスク4~6の対策を解説していきます。