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イノベーターの本棚

イノベーションに効く洋書01:“Ten Types of Innovation: The Discipline of Building Breakthroughs” 前編

(第1回)

イノベーションに関連する書籍を紹介していく新コーナー「イノベーターの本棚」を開始します。本コーナーの第1回目である今回は、“Ten Types of Innovation: The Discipline of Building Breakthroughs”を紹介します。イノベーションを実行し構築するための要素を「10の類型」として示し、どのような組み合わせがあるのかを、成功企業のケースや業種/業界特有の組み合わせ方などを解説したビジュアルブックです。今回、次回と2回にわたり解説します。

イノベーションが必要不可欠な時代

 伊野辺さんをご存じでしょうか?そもそも、このお名前をなんと読むかというと“いのべさん”なのです。この伊野辺さんの一日の生活が、内閣府の「イノベーション25」のWebサイトに「伊野辺家の一日」として登場しています。家族構成が紹介されている部分を見ると、2代目ロボットの名前は「イノベー」で、この名前の由来はイノベーションとまで書かれている気のまわしよう。

 ここで描かれているのは2025年の日本における一般の人々の生活です。実際に読んでみるとそこまで突拍子もない世界ではなく、今でも私たちの周りにあるような技術が、どうやって生活に組み込まれているのかをイメージできるように描かれています。今から12年後の世界だと考えると、そんなものかなとも思ってしまう人もいるかもしれません。

 ただし、企業の立場からすると「そんなものかな」で済ますわけにはいかないでしょう。イノベーションを興すことは、今や自社の存続にかかわることだと考えている企業は少なくありません。

 2013年3月にGEが発表した「GEグローバル・イノベーション・バロメーター」の結果によると、日本は世界と比べるとイノベーションに対する温度差があるという指摘はあるものの、回答した経営者のうち80%が、「イノベーションは自社にとって大変重要、あるいは重要な戦略的優先課題」だと考えていることがわかります。

 そうとはいえ、「イノベーションを実現する」というのはそう簡単なことではありません。どこから手をつけたら良いのかわからない、という人も多いはずです。

 そういう人にお薦めしたいのが、今回取り上げる“Ten Types of Innovation: The Discipline of Building Breakthroughs”(イノベーションを実現する10の型〜ブレイクスルーを引き起こす原則)です。

次のページ
イノベーションの取組みが失敗する理由から「10の型」を導き出す

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この記事の著者

新井 宏征(アライ ヒロユキ)

SAPジャパン、情報通信総合研究所を経て、2013年よりプロダクトマネジメントに特化したコンサルティング会社である株式会社スタイリッシュ・アイデアを設立。2006年に『プロダクトマネジャーの教科書』を翻訳出版後、企業に対するプロダクトマネジメントの導入や新規事業開発、製品開発の支援を行っている他、「プロダクトマネジャー養成講座」を開講し、プロダクトマネジャーの養成にも力を入れている。また、プロダクトマネジメントに関する話題を中心とした「Stylish Ideaニューズレター」も毎週発行している。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/5161 2013/10/03 08:00

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