ビジネスモデルに関する記事とニュース
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2014/10/27
なぜ、在庫を持つべきではないのか?(第5回)
一般的に在庫は”必要悪”と言われます。しかし、小売店などでは全く在庫を持たないというわけにもいきません。店頭に商品が無くなってしまうので売れなくなってしまいます。そして、製造業では部品在庫や素材の在庫がなければ、製造できません。そう考えると、在庫はたくさん持つべきでしょうか?それとも、一般論に従うべきでしょうか?
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2014/09/26
財務指標とビジネスの関係--ビジネスモデルは、ITの活用によって変化する((第4回))
前回、ご紹介した原価構造は業界ごとに特徴が見られたと思います。それらから考えると、財務指標にも大きな違いがありそうです。代表的な企業の決算書から財務指標をいくつか見てみましょう。そして、それらの財務指標は、その企業のビジネスのどんな所を反映しているのか予想してみましょう。
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2014/08/29
業界ごとに違う原価構造--各業界の原価構造の特徴とITの効果とは?(第3回)
ビジネスのやり方が違えば、当然原価構造が違います。いくつかの業界を取り上げて、その原価構造を見てみましょう。それぞれの業界に特徴的な原価構造はあるでしょうか。あるとしたら、その原価構造に対してどんなサポートがITでできるでしょうか。また、自社の属している業界と似た業界はないでしょうか。
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2014/08/28
ビジネスモデル会計がめざすもの-究極の計数感覚
ビジネスモデルを構築する必要性を一言でいえば、「付加価値の創造」です。そしてビジネスモデル会計の重要な役割は、付加価値を測定し、ビジネスモデルを評価するための基準作りです。前回は、ドラッカーの5つの計器を、「ビジネスモデルの評価基準」として紹介しました。連載のテーマである「ビジネスモデルを会計的に考える発想」すなわち「計数感覚」が重要であることは、ドラッカーの5つの計器をみれば明らかではないでしょうか。連載の最後に、ビジネスモデルとビジネスモデル会計の関係を整理しながら、計数感覚をどのように身...
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2014/07/29
ドラッカーの教えから学ぶビジネスモデルの評価基準
前回(第17回)から、連載の総まとめとして、何を理解していただきたかったかを整理しています。ビジネスモデルの構築には、会計的な発想が必要で、かつ関係が深いのです。そこには、損益計算だけでなく、貸借対照表とキャッシュフローを加えた、総合的な見方が必要です。今回は、ビジネスモデルとビジネスモデル会計の関係を、ドラッカーが提唱する「5つの計器」から整理します。
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2014/07/28
IT導入によって損益分岐点はどんな影響を受ける? -- 損益分岐点分析とその改善(第2回)
ビジネスはやはりお金儲け。しかし、常にビジネスがうまくいって利益が生まれるとは限りません。ときには、損が出ることもあります。もちろん、売上が多ければ多いほど利益は増えるでしょう。一方で、どのくらいまで売上が下がったら損になってしまうのでしょうか。その分岐点を損益分岐点と言いますが、どんな仕組みになっているのでしょうか。
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2014/07/17
なぜビジネスモデル変革が進まないのか? 企業内イノベーターへの処方箋『ホワイトスペース戦略』
「ビジネスモデル」という言葉は、ずいぶんと普及したように思える。その概念を私たちが理解する上で、すぐに思い浮かべる『ビジネスモデル・ジェネレーション』は大きな功績を果たした。その半年前に出版された『ホワイトスペース戦略』を“隠れた名著”として紹介したい。実は、著者であるマーク・ジョンソンは『イノベーションのジレンマ』で有名なクレイトン・クリステンセンとイノサイト社を設立した共同創業者である。つまり、『イノベーションのジレンマ』シリーズとして読むと、さらに深い気づきが得ら...
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2014/06/30
ビジネスモデルに必要な会計思考
第1回から第16回(前回)までの連載を通じて、新規事業計画(ビジネスモデル)に役立つ「経営分析・管理会計」の考え方、活かし方を紹介してきました。どのようなビジネスモデルを考えても、アイディアを数字に落とし込めなければ、計画の最終判断はできません。資金提供者などの第三者にきちんと説明できないだけでなく、自分自身も納得できないでしょう。連載の総まとめとして、16回の連載で何を伝え、何を理解いただきたかったかを、整理してみたいと思います。
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2014/05/14
ビジネスアーキテクチャーとは、ビジネスの「全体像・部分・部分間の関係性」を可視化すること
昨年1月より約1年半にわたり、「ビジネスアーキテクチャー」集中講義というタイトルで情報発信させていただきましたが、今回はその最終回です。ビジネスアーキテクチャーを構成するビジネスモデルとモチベーションモデル、そしてここではご紹介できなかったケイパビリティモデルについてまとめていきます。
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2014/05/09
ビジネスモデルを会計的に検証する「利益計画」の正しい手順
前回、変動損益計算書がビジネスモデルキャンバスと関係性が高いことを説明しました。このことは、ビジネスモデルを考える上で、変動損益計算書をシッカリ理解しておく必要があること意味しています。新規事業計画(ビジネスモデル)を、変動損益計算書の形式でまとめることを「利益計画(損益計画)」といいます。今回は、この利益計画をどのように行うのかについて、ご紹介します。利益計画の正しい手順はどのようなものか、よく陥ってしまう間違いについても考えてみましょう。
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2014/03/25
「ビジネスモデル会計」のススメ-ビジネスモデルの9ブロックと変動損益計算書の関係を考える
これまで、固定費についていろいろ考えてきました。固定費の性格、固定費の分類、共通固定費の配賦問題、固定費が利益の増減に与える影響などです。これらを十分理解しておかないと、収益構造、コスト構造を明確にしたビジネスプランを作成することはできないでしょう。今回は、よくご存じの方も多い「ビジネスモデルキャンバス」と「変動損益計算書」の関係について考えてみます。特に強調したいことは、ビジネスモデルキャンバスで描いたビジネスモデルは、企業内で最終的に事業化するには、計数計画に落とし込んではじめて、採用の可...
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2014/03/05
「仮説検証プロセス」と「ビジネスモデルの可能性」が評価基準/「ジャパンビジネスモデル・コンペティション」レポート
2月23日(日)、アメリカで開催されている「International Business Model Competition」の日本初となるローカルイベント「ジャパンビジネスモデル・コンペティション」が行われた(主催:JBMC実行委員会)。
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2014/02/18
ビジネスモデルと「戦略や戦術」はどのような関係にあるのか?価値基準モデルを活用した戦略策定
前回は、ビジネス計画の論理的な構造を表すモチベーションモデルにおける目的としてのゴールと目標(成果)についてご説明しました。今回は、それを実現するための手段としての戦略と戦術(行動方針)について触れていきましょう。
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2014/01/14
顧客や社会という「デマンドサイド」から考えるビジネスモデル-日本企業が苦手で実践に必要なこと
2013年11月26日、ラフォーレミュージアム六本木にて「ビズジェネ・コンファランスVol.7 Business Model Generation 2013」が開催され、ベストセラービジネス書『ビジネスモデル・ジェネレーション』の著者、アレクサンダー・オスターワルダー氏が日本で初めてセミナーを実施した。同氏が自著に基づく企業イノベーションの方法論を指導したほか、参加者が実際に作業に取り組むワークショップ、同書を活用したビジネスモデル構築法、日本における第一人者らのトークセッションなども盛り込ま...
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2014/01/06
これからのビジネスパーソンは「外科医であり、建築家であり、科学者である」/アレックス・オスターワルダー氏講演録
2013年11月26日、ラフォーレミュージアム六本木にて「ビズジェネ・カンファレンスVol.7 Business Model Generation 2013」が開催され、ベストセラービジネス書『ビジネスモデル・ジェネレーション』の著者、アレクサンダー・オスターワルダー氏が日本で初めてセミナーを実施した。同氏が自著に基づく企業イノベーションの方法論を指導したほか、参加者が実際に作業に取り組むワークショップ、同書を活用したビジネスモデル構築法の日本における第一人者らのトークセッションなども盛り込ま...
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2013/12/02
ビジネスモデルが重要な時代のミッションは、顧客への提供価値をベースに表明する
前回まで3回にわたってビジネスの動的な側面についてご説明してきましたが、テーマをモチベーションモデルの構成要素に戻すことにしましょう。今回のテーマは「ミッション」です。
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2013/11/13
ストーリーとしてのビジネスモデルを検証する強力な武器-システム・シンキングとは何か?
前々回および前回において、SWOT要因(強みと弱み、機会と脅威)を題材にしたビジネスの動的な側面を考えるためのツールをご紹介してきました。今回は、「システム・シンキング(システム思考)」という考え方およびそれを支援する因果ループ図に関してご説明していきます。
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2013/10/03
イノベーションに効く洋書01:“Ten Types of Innovation: The Discipline of Building Breakthroughs” 前編
イノベーションに関連する書籍を紹介していく新コーナー「イノベーターの本棚」を開始します。本コーナーの第1回目である今回は、“Ten Types of Innovation: The Discipline of Building Breakthroughs”を紹介します。イノベーションを実行し構築するための要素を「10の類型」として示し、どのような組み合わせがあるのかを、成功企業のケースや業種/業界特有の組み合わせ方などを解説したビジュアルブックです。今回、次回と2回にわた...
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2013/09/27
「モノ+サービス」発想のためのサービスデザイン-“進化の過程”から得られるヒント
社会・経済の成熟化に伴うモノの飽和、製造業のグローバル競争化に伴う製品の低価格化、情報通信環境の変化などによって、付加価値の源泉が「モノ単体」から「モノ+サービス」に移行しています。技術や品質で付加価値を提供してきた日本の産業界において、この変化は大きなチャレンジになっています。2回に分けてモノ+サービス発想のためのサービスデザインのポイントについてお伝えします。第1回は「モノ+サービス」進化の過程を整理し、第2回ではモノ単体発想からモノ+サービス発想へ移行するためのポイントについてお伝えします...