SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

DB Online Day 2018 Powered by IBM(AD)

社長に「明日からAIを入れろ」と言われたが「使えるデータがない」問題をどうするか

 毎日どこかで「AI」を目にするほど、AIの普及は著しい。IBMは早くからWatsonを手がけ、AIでは先駆者だ。今ではIBMはAI実現だけにとどまらず、準備段階となるデータ整備からAIを業務に生かすまで、トータルでサポートできるベンダーだ。いまIBMが提供するソリューションについて日本IBM 四元菜つみ氏が解説する。

データ整備の課題を解決するには「IBM InfoSphere Information Server」

 IBM四元菜つみ氏

日本アイ・ビー・エム
四元菜つみ氏

 AI花盛りである。大きな期待を抱いて導入に踏み出す企業もいる。意気揚々と「うちには膨大なデータがある。だからAIを導入したら、すぐにでもビジネスは一変し、ライバルに大きな差をつけられるだろう」と見込んだものの、多くの企業は「ある壁」に直面する。それは「すぐに使えるデータがない」ということだ。

 AIは最初から頭脳明晰ではない。学習して徐々に賢くなっていく。賢くなるにはデータが必要だ。AIにとってデータとは人間の成長に必要な栄養のようなもの。データがなければAIは学習できず、正しい回答を出せなければAIは無用の長物になってしまう。

 IBMがこれまで手がけた数多くのWatsonプロジェクトを振り返り調査したところ、企業が持つデータのうち、すぐに利用できたデータは30%以下だったという。そのためAI活用の現実を考えるなら、まずはデータ整備を万全にする必要がある。

 なぜ多くの企業がデータ整備に苦労してしまうのか。IBMが顧客にヒアリングしたところ、データ整備で苦労するポイントは大きく次の3つに集約されるという。

 まず「データの所在がわからない」。例えば顧客分析をしようとして、データ分析者が購買履歴や商品一覧を入手しようとしても、どこにあるか分からずに誰かに聞いて回らなくてはならない。データの所在が属人的でタイムリーにデータが入手できないということが起きる。

 次に「データが正確ではない」。日付なら12時間制と24時間制など異なる表記が混在している、あるいは欠損している、逆にデータが古くて除外する必要があるものなどが混じっているなどだ。そして「データの加工に時間がかかる」ことも。データソースからデータを切り出した段階では項目が不足していて、複数のデータを組み合わせて加工する必要があるものだ。どれも「このままでは使えない」となる。

 IBMにはこうした問題を解決する次世代データプラットフォーム「IBM InfoSphere Information Server」がある。「データの所在がわからない」に対しては所在地と透明性を管理することができる。この製品ではデータをカタログ化できるため、検索すれば必要なデータがどのデータベースのどのカラムにあり、誰がそのデータを管理しているのかが分かる。加工されたデータなら、どのデータソースからどのような加工を経ているのか履歴を把握できるデータ・リネージュ機能があり、データの透明性を確保できる。

スライド12枚目:データの透明性が分かるデータ・リネージュ機能
データの透明性が分かるデータ・リネージュ機能

 「データが正確ではない」に対しては、不揃いなデータを修正するための提案をしたり、データの品質をスコア付けして可視化する機能がある。「データ加工に時間がかかる」に対しては、GUIのETLツールがある。ブラウザからドラッグ&ドロップでコンポーネントを配置し、データフローを定義できるなど生産性が高い。実はIBMで20年以上の実績を持ち国内シェアも高いデータ統合ツールからなる。

 このようなデータ整備機能はオンプレミス(ハイブリッドクラウド)の「IBM Cloud Private for Data(ICP for Data)」や「InfoSphere Information Server」、パブリッククラウドの「IBM Watson Studio」のいずれからも利用可能だ。

スライド15枚目:次世代データプラットフォーム
次世代データプラットフォーム

次のページ
ハイパフォーマンスでインメモリカラムナのDb2をクラウドで「IBM Db2 Warehouse on Cloud」

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
DB Online Day 2018 Powered by IBM連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/11519 2018/12/25 06:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング