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  つながりが世界を安全にする――米マカフィー幹部陣が語るエンタープライズ・セキュリティ戦略

  2013/11/11 07:00

 マカフィーは10月31日、同社が主催するセキュリティカンファレンス「McAfee Focus Japan 2013」を開催した。基調講演ではマカフィーのエンタープライズセキュリティについて、代表取締役社長のジャン・クロード・ ブロイド(Jean-Claude Broido)氏をはじめとするトップがその戦略について語った。家族、会社、お客様、国をどうやってサイバー犯罪から守るのか。「世界をもっと安全にしたい」と述べるマカフィーの戦略が語られた、基調講演の様子をレポートしよう。

マカフィーの願いは「世界をもっと安全にしたい」

マカフィー 代表取締役社長 ジャン・クロード・ブロイド(Jean-Claude Broido)氏

 講演は米マカフィー バイス・チェアマンのドッド・ゲブハート(Todd Gebhart)氏による「可能性を実現する――コンピューティングの世界におけるセキュリティ」からはじまった。マカフィーにとって、日本市場の売上はアメリカに次いで2位の規模にある。NTTドコモのケータイへのセキュリティ機能の提供など、モバイルビジネスを最初に提供した場所であるとし、マカフィーにおける日本への取り組みの重要性をアピールした。

マカフィー バイス・チェアマン
ドッド・ゲブハート(Todd Gebhart)氏

  マカフィーはエンドポイント、ネットワーク、ゲートウェイ、クラウド、管理分野において、あらゆる脅威のベクトルのすべてを「つなげて」考えている。これらのデバイスから登録、管理される脅威のデータベースは、現在800億件の登録があるという。これらの情報を基に、デジタル時代の企業データ、家族、子どもを守ることがマカフィーのミッションだとした。

 サイバー攻撃は新しいレベルに移行しており、PCだけでなく重要インフラに対する攻撃も激しさを増している。例えば「Shamoon」と呼ばれるマルウェアでは、攻撃対象としてカタールの石油精製施設などをピンポイントに狙って行動を起こすという事象が確認され、3万台のPCに影響を与えた。このような新しいレベルのサイバー攻撃には、新たな守り方を取らなくてはならない。

重要なインフラに対するサイバー攻撃の増加。エネルギー分野など
特定のエリアを攻撃するマルウェアが登場している
重要インフラの保護には、統合されたセキュリティシステムが必要

 マカフィーは2010年、インテルの子会社となったことも記憶に新しい。マカフィーはOS下に存在する脅威を防ぐ「McAfee DeepSAFEテクノロジー」や顔・音声認識技術を統合した「McAfee LiveSafe」発表しており、ソフトウェア、ハードウェアを融合したソリューションも提供している。PCやスマートフォンのみならず、自動車や飛行機もインターネットにつながるようになり、2020年には500億個のデバイスがつながると言われている。

 その時代に向け、セキュリティに対する考え方やアプローチを変え、すべてを守るような対策が求められているとした。

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著者プロフィール

  • 宮田健(ミヤタタケシ)

    10年間のシステムエンジニア経験を経て、@IT編集者としてSecurity & Trustフォーラムを中心に、ネットワーク、データベースなどの技術情報を発信する。その後、2012年11月に独立、現在はエンタープライズ系のIT技術を追いかけるフリーライターとして活動。また、テーマパーク情報を追いかけるエンターテイメント系ライターとしての顔も持つ。個人活動として、日本ではめずらしいセキュリティポッドキャスト「セキュリティの『アレ』」を不定期で配信中。

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