「FFRI yarai」の最新版では、利用者の声を反映し、複数企業のエンドポイントセキュリティ管理を適切に行うマルチテナント化/クラウド化を行い、日本語版/英語版の一元管理、検知した検体収集機能の強化・ログ収集機能強化など、大規模管理に適した新しい管理コンソール「FFRI AMC」の提供を開始した。
また、セキュリティ製品の検知ロジックをかい潜る巧妙化した未知のマルウェアは増え続けており、特に「ファイルレスマルウェア」と呼ばれる新たな脅威への対策の必要性が高まっているという。「FFRI yarai」の最新版では、マクロ/スクリプト対策、ゼロデイ脆弱性対策に関わる動的解析や、機械学習エンジンを含めた各エンジンの「先読み防御」技術をより進化させた。
FFRIでは、攻撃者の思考を先読みし、サイバーセキュリティ上の未知の脅威に対抗するプロアクティブな研究開発体制を構築しており、継続的に製品強化を実施していくという。
FFRI yaraiシリーズ Version 3.1の主な新機能
■FFRI yarai Version 3.1
・各エンジンの検知ロジックを強化
- ZDPエンジンの強化
- Static 分析エンジンの強化
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HIPSエンジンの強化:
コードインジェクション対策の強化
ランサムウェア対策の強化
マクロ/スクリプトマルウェア対策の強化 - 機械学習エンジン強化
■FFRI AMC Version 3.1
管理コンソール「FFRI AMC」(新規製品)は、「FFRI yaraiの購入者に無償で提供される。
・管理機能の向上
- マルチテナント対応
- 日本語版/英語版の一元管理が可能
- 検体収集機能の強化・ログ収集機能強化
- 例外登録機能の強化(例外登録件数の拡充やクラウド上の例外リストへの問合せを可能に)
・導入・製品評価の環境構築を簡易化
- OSSをインストーラーに統合し、環境構築時間と費用の削減
・管理コンソールバージョンアップの負担抑制
- AMCのWebUIを用いた現行ツール(FFRI EMC)からの移行ツールの提供