このソリューションにより、顧客が所有するAzureインスタンスを、直感的に操作できるHorizon Cloudのコントロールプレーンと連携させることで、RDSホスト型アプリケーションとセッションデスクトップを提供するための安全かつ包括的なクラウドホスト型ソリューションを構築できるという。
「VMware Horizon Cloud」は、クラウド上に配置されたコントロールプレーンを利用することで、顧客が仮想デスクトップや仮想アプリケーションを配信/管理するために使用したいインフラを柔軟に選択できる独自の特徴を備えている。顧客は複数の導入オプションから選択することができ、また用途の変更、従業員の異動、予算の変動などがあった場合でも、選択したオプションを動的に切り替えることができる。仮想デスクトップと仮想アプリケーションを柔軟に拡張できることは、VMware Horizon独自の特徴だという。
次のような導入オプションが用意されている。
・ヴイエムウェアが提供する完全なマネージドパブリッククラウドインフラ
DaaS(Desktop-as-a-Service)を利用するにあたり、インフラの管理をクラウドに委託したい組織向けに開発された、迅速な拡張やコストの予測可能性に優れた導入オプション。
・Microsoftが提供するパブリッククラウドを活用したインフラ
Microsoft AzureのIaaS(Infrastructure-as-a-Service)とVMware Horizon Cloudを接続し、HorizonベースのRDSホスト型アプリケーションやセッション デスクトップを配信/管理できるため、Microsoft Azureのサブスクリプションを利用する組織には最適な導入オプション。
VMware Horizon Cloud on Microsoft Azureのメリット
- マルチクラウド環境:VMwareが管理するクラウド、またはMicrosoft Azure上に構築されたインフラのいずれかのクラウドを柔軟に選択可能
- グローバル規模:単一インスタンスから、Microsoftが全世界で展開する40以上のデータセンタリージョン全体にわたる利用状況を管理
- 導入の簡素化:VMware Horizon Cloudのサービスコンポーネントの導入を自動化すると同時に、Microsoft Azure Marketplaceとの統合により、Windows Serverイメージを必要なエージェントにインポートして自動適用
- 管理の簡素化:常にVMware Horizon Cloudの最新バージョンを利用でき、またブルーグリーンデプロイメントの手法を活用したセルフスケジュールのアップグレードによりMicrosoft Azure上のコンポーネントを5分以内に更新
- ユーザ体験とアクセス:VMware Workspace ONEを通じてのIDベースのエンドユーザカタログへのアクセスやVMware Unified Access Gatewayとの統合により、エンドユーザ向けにセキュアなリモートアクセス環境を提供。さらに、Blast Extreme、Blast Extreme Adaptive Transport(BEAT)プロトコル、Skype for Businessなどをサポート
- Microsoft Azureのキャパシティを低コストかつ時間単位の課金で利用:使用量ベースで課金されるパブリックIaaSと、VMware Horizon Cloudのサービス サブスクリプションを組み合わせて利用可能
- 優れたアーキテクチャ:データパスから切り離されたクラウドコントロールプレーンなど、クラウド向けに構築されたマルチテナント型アーキテクチャにより、不要な遅延が発生せず、またビジネスの継続性を高めることが可能
- シンプルなソリューション:公開デスクトップおよび公開アプリケーション、VMware Unified Access Gateway、VMware User Environment Managerをシンプルかつ単一のソリューションとして利用可能
- サポート:VMware Horizon Cloudサービス向けに、ヴイエムウェアから24時間365日体制のエンタープライズクラスのサポートを提供