GIOCは、2016年にPwCが米国ワシントンDCに開設したインテリジェンスプラットフォーム。マスメディア、ソーシャルメディア、個別調査、公文書、リスク、コンプライアンス関連のグローバルデータソース等100万以上の情報源から、50以上の言語で有用な情報の集約・分析・評価を行っている。
今回開設する東京GIOCでは、日本独自の外部情報ソースも加え、多言語対応可能なPwCネットワークの400人以上のグローバルインテリジェンス専門家(財務・会計、ビジネス、投資、行政、法律、防衛、軍事等のバックグラウンドを持つプロフェッショナル)や、M&A・事業再生・インフラの領域でサービスを提供しているディールアドバイザリーチームと連携し、グローバルに事業を展開する企業を支援するという。
海外投資やグローバルな事業展開等における失敗事例が報じられる中、事業展開において必要なリスク情報や重要データをタイムリーに入手し、分析・評価を実施した上で戦略的な意思決定を行うことが、極めて重要になってきている。GIOCは、国内外における新規マーケット参入、M&A、ベンダー選定、知的財産保護、規制対応等、企業のニーズに応じた幅広いリサーチと詳細な分析結果を提供し、企業の戦略的な意思決定をサポートするとしている。
「グローバル・インテリジェンス・オペレーションズ・センター(GIOC)」のサービス概要
・提供サービス
多種多様な情報源から、リスク情報・重要データの収集・分析・評価を行い、事業戦略上重要な意思決定をサポートする情報をタイムリーに提供/国内外のリスク管理をサポートする。
・サービスの例
- 新規進出国・地域に関するインテリジェンス(例:対象国・地域における運用上、規制上、地政学的、文化的リスクの事前調査)
- サードパーティー・デューデリジェンス(例:清廉性の調査および不正リスクの検出)
- 競合他社に関する リサーチおよび分析(例:対象会社に関する公開情報をもとにした動向の分析)
- M&Aに関するデューデリジェンス(例:対象会社や主要役員に関するリスク情報の洗い出し)
- 24時間対応のモニタリング(例:公開情報をもとにしたリスク情報等のリアルタイム収集、分析および報告)
- ソーシャルメディア・インテリジェンス(例:SNS上の動きや会話のモニタリングおよび分析)
- その他、企業の特定のニーズに応じたリサーチ・分析、およびコンサルティング