クラウドサービスの利用急増によるインターネット通信量の飛躍的な増加に伴い、ネットワークの混雑状況に左右されない、高速なインターネット接続へのニーズが高まっている。そのため、NTT Comは、IPoE方式を採用しIPv6通信およびIPv4通信の両方が利用できる新たな高速インターネット接続サービスを開始する。
「OCN光 IPoEサービス」の特徴
(1) ネットワーク混雑の影響を受けにくい高速な通信
IPoE方式は、従来のPPPoE方式より大容量化した設備を利用するため、混雑しにくいネットワーク構成となっている。さらに、混雑の原因となりやすい個人向けサービスのトラフィックを論理的に分離することで、ビジネスで必要となる、高速で安定したインターネット利用環境を提供することが可能になる。
また本サービスには、従来サービス比2倍の帯域設計となる「標準プラン」と、従来サービス比6倍の「ワイドプラン」があり、「ワイドプラン」では、Windows Updateによる通信を業務用の通信から分離できるため、Windows Updateが実行されている間でも、他の通信が安定して利用できるようになる。
(2) 導入は簡単、サポートも充実
本サービスの利用にあたり、回線に接続するだけで必要な設定が自動的に行われるIPoE対応ルーターをレンタルで提供。また万一故障が発生した際には、「OCN」のネットワーク/「フレッツ 光ネクスト」/IPoE対応ルーターのいずれに原因がある場合でも、24時間365日、ワンストップで受け付けし、故障区間を特定する。オプションサービスのオンサイト保守(24時間365日対応)を契約している場合には、4時間以内にIPoE対応ルーターの設置場所へ駆けつけ、交換対応を行うことも可能。
(3) 固定/動的のグローバルIPv4アドレスを提供
用途に合わせて、固定/動的、いずれかのグローバルIPv4アドレスを選択できる。固定IPアドレスを利用すると、送信元IPアドレスによるセキュリティ認証や、防犯カメラなどの遠隔管理を行うことができる。
(4) クラウド型セキュリティ機能をセットで提供
NTT Comのクラウド型セキュリティ機能をパッケージ化した、「OCN光 IPoE vUTMセット」の提供も行う。推奨のセキュリティポリシーがあらかじめ設定されているため、複雑な設定をすることなく安心してインターネット接続を開始することができる。また、用途に応じてセキュリティポリシーをオンラインで設定できる機能や、不正の検知ログ/ブロックログといったセキュリティ対策の見える化機能を、ポータルサイト上で提供。