最新版では、匿名加工データの作成者の権限設定が可能なアカウント管理などの機能強化を行い、欧州経済領域において個人データの保護を目的として施行された「EU一般データ保護規則:GDPR(General Data Protection Regulation)」のデータ保護責任者などが行う匿名加工の管理・監督作業を支援するという。
さらに、汎化処理の対象項目値の自動抽出や、統計学などを用いて検出される他の値から大きく外れた「特異な値」の自動検出といった、項目設定作業の簡易化を行った。これにより、企業や団体などのパーソナルデータ利活用の効率化を支援する。
「データ匿名化ソリューション」の特徴
・データ保護責任者の匿名化作業を支援
2018年5月に施行されたGDPRのデータ保護責任者などが行う匿名加工の管理・監督作業を支援するために、アカウントのログイン・ログアウト情報などの管理やアカウントごとに利用できる機能権限の設定、ログインユーザの操作履歴の出力機能の追加を行った。
・汎化処理定義の簡易化
匿名加工の1つである汎化処理を実施する際に、汎化処理の対象項目の値を自動抽出することや、汎化対象の値の範囲指定を可能にした。これにより、汎化処理に必要な定義作業を簡易化することで、匿名加工データの効率的な作成を支援。
・「特異な値」を自動検出
利活用したい匿名加工データに対して、統計学などを用いて検出される「特異な値」を自動で検出することができる。これにより、トップコーディングなどによる「特異な値」への対応を簡易にすることで、効率的なデータの利活用を支援。