コアマイクロシステムズでは、「Bright Cluser Manager」ベースのHPC/AIプラットフ ォームのターンキーアプライアンス化を積極的に展開し、ビッグデータの時代でのHPC/AI技術の適用と運用を容易にするとしている。
HPCとビッグデータ基盤を組み合わせるためには、構築や管理が非常に複雑であり、難解なシステムになりがちだという。ファイルシステムも、Hadoop、Luster、GFPS(Spectrum Scale)、最近話題のBeeGFSといった分散ファイルシステムが多く使われるのが一般だが、これらのセットアップも容易とは言えない。
これらを統合、管理できるようにし、導入から管理までを簡単にすることで、研究者が本来の業務に集中できるようにするためのツールとしてBright Computing社ではCluster Managerをはじめとする各製品を開発してきた。
また、一方においては、HPCクラスタ、Hadoopクラスタが、単一の専用データセンタを離れ、分散化の動きも出始め、特にHPCにおいてはハイブリッドクラウドへの移行もあって、環境はますます複雑化してきているという。
Bright Computing社の提供するソフトウェアプラットフォームは、これらの複雑な要素からなるシステムのプロビジョニングから始まり、モニタリング、クラスタやクラウドをまたがった管理にいたるまでを幅広くカバーするものだ。
特に、「Bright Cluster Manager for Data Science」においては、ビッグデータとマ シンラーニングを自動的かつすみやかに統合するなどの機能もあり、研究者の手間を大いに削減することが期待できるという。
最新の「Bright Cluster Manager 8.2」では、IoTなどから生成されたデータを、遠隔地にあるコンピュータに届けて解析するなど、プロセスを自動化するなどのエッジよりの機能も取り込まれている。
また、一般ユーザが「Bright Cluster Manager」が収取する、ユーザにとって重要な情報をモニタリングできるようになり、Bright User PortalではJob Metricsとともに、Jobに関するアカウンティングやレポートなども提供する。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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