SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

2019年第2四半期 国内サーバー市場、売上額は前年同期から6.0%減少、出荷台数は前年同期から2.5%増加――IDC発表

x86サーバーは売上額が前年同期比0.9%減の929億円。出荷台数は同2.8%増の11万9,300台

 2019年第2四半期の国内サーバー市場は、売上額が前年同期比でマイナス成長となった。製品別ではx86サーバーが、前年同期比で僅かに減少、メインフレームとその他のサーバーが、前年同期比2桁のマイナス成長となった。

 x86サーバーは、売上額が前年同期比0.9%減の929億円。出荷台数は、前年同期比2.8%増の11万9,300台だった。なお、Standard Serverは、売上額が前年同期比5.3%増の809億円、出荷台数は、同10.2%増の10万3,800台だった。Custom Serverは、売上額が前年同期比29.0%減の120億円、出荷台数は、同29.0%減の1万5,500台だった。

 Standard Serverは、流通、文教、金融、ヘルスケア、製造向けの大口案件があり、売上額、出荷台数共にプラス成長となった。一方、Custom Serverは、ODM Directを中心に、クラウドサービスベンダー向けの出荷が減少し、売上額、出荷台数共にマイナス成長となった。Custom Serverの売上額が、マイナス成長であったことが、x86サーバー全体の売上額がマイナス成長となった要因となった。

カンパニー別では、富士通が売上額で、出荷台数ではNECが、ともに首位を維持

 メインフレームは、売上額が前年同期比19.4%減の106億円。金融、製造、流通向けの大型案件などがあったが、メインフレーム市場を牽引するほどの規模には至らず、2桁のマイナス成長となった。

 その他のサーバーは、売上額が前年同期比39.7%減の55億円。金融、官公庁、製造向けの大型案件があったが、前年同期にあった金融や製造向けの大型案件の反動で2桁のマイナス成長となった。

 IDC Japan エンタープライズインフラストラクチャ リサーチマネージャーの下河邊雅行氏は、「クラウドサービスベンダー向けの出荷が減少した背景として、主にグローバルクラウドサービスベンダーによる国内データセンターへのサーバー導入が、次の投資機会を前に一服したことがあげられる」と述べている。

 カンパニー別売上額では、富士通が首位を維持。次いで、NEC、日本ヒューレット・パッカード(HPE)、デル テクノロジーズ(Dell Technologies)、IBMの順。IBMは、前四半期より順位を1つ上げ5位となった。出荷台数は、NECが首位を維持した。次いで、富士通、HPE、Dell Technologies、日立の順だった。上位5社の順位に変動はなかった。

参考資料:2019年第2四半期 国内サーバー市場カンパ二―シェア・売上額(作成:IDC Japan)

※サーバーの分類
・x86サーバー:x86アーキテクチャのプロセッサーを採用しWindows、Linuxなどオープン系のOSを搭載したサーバー。Itaniumプロセッサーを搭載したサーバーやベンダー独自OSを搭載したサーバーはx86サーバーに含めない。また、「x86サーバー」と「メインフレーム」以外のサーバーを「その他のサーバー」として記載している。
・その他のサーバー:「RISCサーバー」「IA64サーバー」「ビジネスサーバー」「スーパーコンピュータ-」の総称として使用している。
・x86サーバーのStandard ServerとCustom Server:Standard Serverとは、ベンダーが公開するカタログに掲載されたサーバーで、標準的なマザーボードや筐体をベースとしたサーバー。Custom Serverとは、主にクラウドサービスベンダーが、ODM Directなどから調達するサーバーで、マザーボードや筐体が、特定の顧客や用途向けに設計されたサーバー。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/12503 2019/10/01 17:15

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング