マクニカは、S&Jの株式の約58%を取得し、関係会社化したことを、2月20日に発表した。
今回の関係会社化によって、S&Jとマクニカの100%子会社であるマクニカネットワークスとの連携を強化する。具体的には、S&Jの強みであるセキュリティ経営アドバイザリーサービス(インシデント発生時に経営レベルで必要なアクションのマネジメントなど)およびセキュリティ監視・運用サービスと、マクニカネットワークスの強みである脅威インテリジェンス(攻撃者や攻撃に関する革新的な情報)、さらに両社の技術力を統合することで、経営レベルから技術レベルまでに対応したセキュリティ運用監視サービスを提供していく。
S&Jは、サイバー攻撃や内部関係者による情報漏えいなどの内部犯行といった、今や経営課題として認識されつつある情報セキュリティについて、「防御・検知・対処」や「技術・体制」のバランスを重視した製品やサービスを提供している。また、顧客に対して高レベルなセキュリティサービスを提供すべく、自社による製品やサービスの開発に積極的に取り組むとともに、政府機関や大企業におけるセキュリティアドバイザーや、インシデントレスポンスの豊富な経験を活かしたコンサルティングサービスの提供も行う。