Apptioは、IT予算が大幅に削減され、ビジネスの優先事項が変化している状況を詳細に調査したデータを公開した。
Apptio が実施した調査から以下の状況が明らかになったとしている。
- IT部門への予算が縮小している中で、課せられる業務量は増大している
多くの組織がITコスト削減のプレッシャーを感じている一方で、63%は新しいITケイパビリティの需要が増加していることを報告している。
- 優先するべき課題として、コストの最適化が急上昇している
72%のCIOが、COVID-19による混乱によって、ビジネスの優先課題が変わったと回答している。あらゆる業界の組織が、優先課題をオペレーショナルエクセレンスと収益の増加から、ITコストの削減へと移行している。
- CIOは、ビジネスの意思決定を迅速に行う必要がある
4人中3人のCIOが、パンデミック時には迅速に再計画する能力が重要となると回答。しかし、39%の組織が四半期ごとの頻度で予測を立てており、パンデミックによる不確実な状況が継続するなかでは、3ヶ月ごとに対応を見直している余裕はないという。
この調査は、2020年3月から6月にかけて実施された。回答者の総数は100名で、そのうち12%がCIO、30%がIT財務部門の幹部だったという。銀行・金融サービス(14%)、ヘルスケア(11%)、プロフェッショナル サービス(9%)など、さまざまな業界の組織から回答を得ているとしている。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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