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富士通、自社を変革するDXプロジェクト「フジトラ」を本格始動 グループ横断で組織を変革するDX企業へ

 富士通は、デジタル時代の競争力強化を目的として、製品やサービス、ビジネスモデルに加えて、業務プロセスや組織、企業文化・風土を変革する全社DXプロジェクト(Fujitsu Transformation:フジトラ)を7月に立ち上げ、2020年10月より本格始動した。

 このプロジェクトは、代表取締役社長 兼 CDXO 時田 隆仁氏と2020年4月にSAPジャパン株式会社から入社した執行役員常務 CIO 兼 CDXO補佐の福田 譲氏のリーダーシップのもと、部門・グループ・リージョン横断で富士通グループの変革に取り組むものとしている。

 変革の対象は、新事業の創出から、戦略事業の成長、既存事業の収益性強化、様々なプロセスの標準化・効率化、人事制度や働く環境まで、経営・現場の重要課題となる。これらを、顧客や従業員などの声を取り入れながら、デザイン思考やアジャイルなどのフレームワークを活用し、解いていくという。

 同社のパーパスである「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」に基づき、本プロジェクトへ1,000億円超の投資を行い自身の変革を進めるとともに、今後その成果やノウハウをソリューションやサービスなどに反映し、顧客のDXのパートナーとして、デジタルテクノロジーを活用した社会課題の解決に貢献していくとしている。

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