F-Secure(エフセキュア)は、加賀FEIとの間で日本国内での車載機器/IoTデバイス/ICS分野におけるセキュリティコンサルティングにおけるパートナーシップ基本契約の締結を行ったことを発表した。
近年、多くの自動車車両がWi-Fi、Bluetoothなどを経由して車両外との通信を行う、コネクテッドカー化が進んでいる。また、一般家庭/産業において導入されるIoTデバイスの数は2015年から2020年までの5年間でほぼ倍増するなど、様々なルートでの個人情報の漏えいへの懸念が高まってきているという。
エフセキュアは、そのサービスポートフォリオの一部としてセキュリティコンサルティング部門を持ち、ヨーロッパ/日本をはじめとする多くの自動車メーカー/ティア1サプライヤーなどの顧客企業に対して、ソフトウェアとハードウェアの両面から脆弱性に関する診断、コンサルティングを行っている。
さらに、加賀FEI(2020年12月に富士通エレクトロニクスから社名変更)は、半導体商社としてのビジネスを中心に日本の自動車/製造業に幅広い顧客をもつとしている。
両社は今後、エフセキュアとの協業をベースに日本国内でセキュリティコンサルティングの提供を行っていくとしている。
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