LayerXは、請求書AIクラウド「LayerX インボイス」において、「クラウド会計ソフトfreee(以下、会計freee)」を利用している事業者向け機能の大幅アップデートを行ったことを発表した。
本アップデートにより、「LayerX インボイス」を「会計freee」と連携して利用する事業者は、①取引・振替伝票に最適化された入力画面の利用、②取引・仕訳データのAPIを介した「会計freee」への連携、③取引先・口座情報・品目や部門、メモタグ等の各種マスタデータの双方向の同期が可能になるとしている。
会計freee利用者向けアップデート機能概要
①取引・振替伝票に最適化された入力画面
「LayerX インボイス」の入力画面を、初期設定時に「会計freee」の入力形式に合わせて取引形式または複式簿記(仕訳)形式から選択することが可能だという。
②取引・仕訳データおよび証憑のAPIを介した「会計freee」への連携
「LayerX インボイス」と「会計freee」は取引や仕訳データをAPIを介して連携することが可能。取引の場合、請求書PDFデータもAPIを介して「会計freee」へ連携可能になり、ファイルをアップロードする処理が不要になるという。また、「会計freee」で電子帳簿保存法の設定をされている場合でも連携が可能だとしている。
③取引先・口座情報・勘定科目等の各種マスタデータの双方向の同期
「会計freee」に事前設定されている取引先・口座情報・勘定科目等の各種マスタデータを「LayerX インボイス」に同期できる他、「LayerX インボイス」で新たに登録したデータも「会計freee」に同期が可能。これにより、2つのサービスのマスタデータを管理する手間が大幅に削減され、運用の更なる効率化が可能になるという。
- 連携対象のデータ:取引先・口座情報・勘定科目・部門・品目・メモタグ・セグメント・管理番号
- マスタのショートカットも双方向に連携され、両サービスの入力補完に活用可能
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