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日本IBMとエルテックス、「IBM Cloud」で追手門学院大学のクラウド化を実現

 日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)、エルテックスは、追手門学院大学安威キャンパス内の教育および事務系システムの仮想サーバー群を運用するプライベートクラウドを、「VMware on IBM Cloud」によるプライベートクラウド・ソリューションで構築し、本年4月に運用を開始したことを発表した。

 同大学では、2017年よりシステムのクラウド化を進めており、業務システム単位で段階的にクラウド化。2019年4月の茨木総持寺キャンパス開設にあわせ、新規システムはすべてクラウドで構築していたが、仮想基盤が茨木安威キャンパスにオンプレミスで残存していることが課題になっていたという。

 今回、本システムをクラウド化することによって完全なクラウド化を実現し、今後学生や教職員に求められる要望に対して、さらにタイムリーな機能拡張が可能になったとしている。

 また、IBM Cloudへは「SINET(Science Information NETwork)」経由でも一部通信しており、インターネットを経由したキャンパス間の相互接続のため、データセンターに設置したアプライアンス群を利用。これにより、一部オンプレミスの自由度を保ちながらハイブリッドクラウドとして構築することで、オンプレミスとクラウドそれぞれのメリットを両立させているという。

 本クラウド基盤の環境構築、保守、並びに運用については、エルテックスが担当。今後も追手門学院におけるクラウド環境の運用を支援する予定だとしている。

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