日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)とSAPジャパンは、KDDIの「タレントマネジメントシステム」として「SAP SuccessFactors」が本年4月より利用開始されたことを発表した。日本IBMは、KDDI版ジョブ型人事制度を推進するための構想策定に関するコンサルティングからシステム構築までを行ったという。
SAP SuccessFactorsを利用した「タレントマネジメントシステム」は、オープンな人財データベース、上司と部下の継続的かつ双方向のコミュニケーションを促す仕組み、新評価制度の対応、公募・副業による人財交流の活性化など、社員一人ひとりが最大限の能力を発揮するための人財管理・育成の機能をもっている。
今回日本IBMは、構想策定からシステム導入、保守運用までワンストップで支援。導入実績に基づく標準テンプレートを活用し、システム要件をまとめ、プロトタイプの作成や確認を行いながら開発を進めたという。また、標準機能の最大限の利用をプロジェクトの基本方針としてプロジェクト管理を行い、追加開発を避けることで、限られた期間で複数モジュールを一括して導入するというビッグバン導入を実現することができたとしている。
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