アマゾン ウェブ サービス ジャパンは、コマツが世界の建設現場のデジタルトランスフォーメーションを推進するために展開しているソリューション「デジタルトランスフォーメーション・スマートコンストラクション(DXスマートコンストラクション)」に、AWSを採用したことを発表した。
同ソリューションは、建設生産プロセス全体の「モノ」データをICTで有機的につなぐことで現場のデータを「見える化」し、スマートでクリーンな「未来の現場」を創造していくものだという。コマツは、コンテナ、サーバーレス、データベースなどのAWSのサービスを活用し、DXスマートコンストラクションの様々な機能を日本、米国、欧州で提供している。
また、AWSを活用した従来型の建設機械をICT建機化することができる「SMART CONSTRUCTION Retrofit」も提供。建設機械のオペレーターは、ICT建機の専用モニタや「SMART CONSTRUCTION Retrofit」搭載の建機では市販のスマートフォンやタブレットを使い、リアルタイムに施工状況が反映される3D地形データを見ながら、自立した土木作業を高品質で行うことができるという。
コマツ 執行役員 スマートコンストラクション推進本部長の四家千佳史氏は、「今回、DXスマートコンストラクションの基盤にAWSを採用したことで、コマツはクラウドを利用して世界中の建設現場のデジタル化をさらに加速することが可能となりました。日本では既に14,000以上の建設現場でスマートコンストラクションが活用されており、お客様の現場における効率化と省力化を実現しています。今後は、機械学習を含む先進的なAWSのサービスの活用や、世界各地のAWSのパートナー、エンジニアコミュニティとさらに連携し、お客様とともに施工方法を革新していきたいと考えています」と述べている。
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