PwCコンサルティングは、社会に対して倫理的で公平かつ安全な責任あるAIシステムを活用することを支援する「Responsible AI(レスポンシブルAI)導入サービス」を、7月14日より提供開始した。
「Responsible AI導入サービス」6つの支援領域
本サービスは、AIの開発や利活用を進める企業すべてを対象に、様々なAIリスクに対応したガバナンス態勢の構築を包括的に支援するものだという。
- Responsible AI診断:AIガバナンスやAI倫理への対応状況を評価
- Responsible AI構築:Responsible AI診断後のリスク対応方針を検討
- Responsible AI態勢構築:AIガバナンスの実行プロセスを構築
- 対策ツール導入:説明可能性やバイアス、公平性など、強化が必要な個別のリスクに対応するためのAI運用支援や技術支援
- MLOps導入:機械学習の開発・運用チーム/プロセスを構築
- Responsible AI教育:責任あるAIの利活用実現に向けた教育
Responsible AI診断にて、AIの開発および利活用に関わる6つのリスク(下図参照)を軸に、クライアント企業の組織上の課題から個別のユースケース別課題まで幅広くAIリスクを特定し、企業のAI利活用やAIガバナンスへの取り組み状況に応じた施策を検討するとしている。また、AIの開発や利活用のライフサイクルに応じて、リスクへの対応だけでなく、技術的側面や法規制の動向、AIガバナンスの先行事例を踏まえたサービスを提供するという。
今後同社は、本サービスを通じて、企業の倫理的で公平かつ安全なAIシステムの開発・導入、そして活用拡大を支援することで、AIがさらに社会やビジネス界に浸透し、責任ある方法で活用されることを目指すとしている。
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