アシストは、KDDIが法人向けビジネスセグメントの契約事務処理の自動化/効率化による生産性向上のために、アシストが提供するルールベースAI「Progress Corticon」(開発元:米Progress Software Corporation、以下:Corticon)を活用していることを発表した。
KDDIは、業務効率向上を目指し社内で情報収集をしたところ、情報システム部門から、既に社内で大規模利用の実績があり、判断作業の自動化を実現可能なCorticonを紹介され、採用することになったという。
Corticonの運用開始後は、設定したルールの矛盾や漏れをAIで検知し、従来見過ごしてきたルールの不備も検出できるなど、業務改善にもつながるとしている。たとえば、法人向けモバイルサービスの申込書をシステム登録する前の不備チェックにCorticonを適用し、従来は各担当者が目視と手作業で行っていたチェック作業を、約1,100に及ぶルールで自動化。その結果、月間で約1,300時間、8.7人月を削減し、Corticon導入前と比較して約71%の工数削減になっている。
また、他システムのデータを参照する確認作業など、人手でも難易度の高かった特殊な判定もCorticonで自動化することができたという。
他にも契約情報の登録作業自体の自動化や、企業向けイントラネットサービスのエリア判定の自動化など、現時点で23業務にCorticonを導入し、全体で約1,884時間/月もの工数を削減。今後も多くの判断・チェック業務の自動化によって、コーポレートDXを実現させていくことを目指すとしている。
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